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補足ノート:物価について

{ ヴォイドの地、リクディア大陸、港街ポートポランの物価やコスタンさんの情報をまとめてみました }

 食事についてになります。
 この世界での食事は基本的に1日2回、朝と夕に摂り、主食をたくさん、おかずは少なめが一般的です。

 平均的な村民は麦粥を大きなボウル1杯や、大きなパン1つにスープや少しの野菜と干し肉が一回の食事となるそうです。
 これで1食2~4ルース、1日2回なので4~8ルース程度あれば飢えることはないようです。

 町民となればもうすこし羽振りが良く、食費はその1.5倍。ポートポランを現代で当てはめれば小さな市程度でしょう。その市民となれば食費も2倍までが一般的なようです。
 シャイアル村は自給自足ができているため、おかずも多めにとることができます。つまり村ではありますが、食事面では市民並に恵まれているようです。

 格差はどこにでもありますが、大きい街なら良い生活をできる者も多いと思われます。戦争がない分、わたしたちの世界の中世よりははるかに食事事情は良いでしょう。

 それでもシャイアル村では肉類は手に入り辛いそうです。その理由として狩りの成否に懸かっているからです。肉が手に入らない時には屠畜するか、行商が来た時に乾燥肉を野菜と交換します。金銭に余裕があれば新たな幼体を購入して育てることもあります。
 ちなみにコッコの雛は1羽3ルース程度。メェルやベェルの幼体が2~300ルースで、ピギィは500ルース程度です。

 そして塩や砂糖などの調味料は瓶が1キロ、きめ細かい布袋10キロ分で売られていました。塩1キロは5ルースで、塩は海沿いに製塩所があるから比較的安いようですが、内地では高くつくこともあるそうです。輸送コストが掛かっているのでしょうね。また岩塩の採掘地が近ければ値崩れすることもあるようです。
 砂糖はほとんどが輸入に頼り、30ルースと高め。代用品の蜂蜜もひと瓶50ルースで売られていました。
 香辛料は値段に幅がありましたが、100グラム、60~100ルース程度です。

 街中にはパン屋やお菓子店などもありました。クッキーやケーキは嗜好品として売られているようです。どれも露店の食事よりも量に対して高価でしたね。
フィナンシェに似た焼き菓子は手のひらよりも小さいものがひとつ3ルースもしていました。それでもギルド内の喫茶よりは値段は抑えられていましたね。庶民向けなのかもしれません。

「すげぇ、ありがとう。面白い情報だぜ」

{ えへへ、お役に立てて幸いです }

1件のコメント

  • 矢武三さんへ

    はい、おっしゃる通り、中世欧州を参考に色を付けています。
    ここばかりは自分ですべて構築するのは無意味ですしややこしいのでベースがあります。

    魔物の脅威、こちらも5章終盤で言及されていますね。
    蛮族、盗賊、害意のあるものは数あれど、敵の敵は仲間とはいかず全方位で諍いがあると思います。
    ゴブリンの文化とかも面白そうですけど、書いたら何話かかるんだ……。

    そこで牧場管理のための防壁が大事になってくるんでしょうね。シャイアル村は石積みでしたけど、ないよりはましといったところでしょうか。

    考察、とても嬉しいです!情報の整理にもなります。ありがとうございます!!
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