平素より、拙作をご覧頂き誠にありがとうございます。
さて、本日はこの前投稿致しました『犯人はサイトウです』という作品についてです。
多くの方に楽しんで頂けている様で嬉しい限りです。
見ての通り、この作品はいわゆるバカミスと呼ばれるもので、
重厚な密室やトリックがあるわけでも、涙を誘うような動機があるわけでもありません。
インスタントラーメン感覚で気軽に楽しんで頂ける作品になっています。
作中に出てきたトリック(?)のダイイングメッセージの改竄については日本の新本格ミステリに多く見られます。
作品名は語りませんが、同じようなトリックの作品はいくつか存在します。
今回はカタカナの『サ』が『ナ』から派生したり、そもそも『サ』が付け加えられたのでは?という単純なものと、
カタカナで残されたのがあだとなり、同じ名前の別漢字の人が多数いるというのを主題としました。
この『同じ名前の~』はSFC版『かまいたちの夜』から着想を得たものです。
このゲームにはバッドエンドのひとつに『釜井達の夜』というのがあります。
登場人物たちの名字は既に決まっているのですが、このルートでだけは全員『カマイ』という名字や名前になってしまうのです。
一種の言葉遊びですが、面白い発想だと何十年も印象に残っていました。
今回それを元に短編ミステリとしてカクヨムコンに出そうと思いました。
ですが…。
10月22日にSB文庫様より十文字青先生著の『斉藤事件』という作品が発売されます。
まったくの偶然ですが、ほぼ同じ題材を扱った作品の商業化であります。
とある方のリツイートで初めて知りまして、大変驚愕致しました。
こんな偶然あるんですね……。
この時、一旦初稿を書き終えて、これから改稿しようと思っていたのですが……。
判明した段階で私の作品は二番煎じなので、急遽供養として作品を公開致しました。
どちらが先だのパクリだのそんなことを言うつもりは一切ありません。
むしろ私的には今から十文字先生の作品がどう『サイトウ』を料理したのか楽しみでしかたがないです。
作品は初稿のままなので、結構雑な会話劇になってしまっており、
ラストも少し弱い気がしてならないのですが、まあこれはこれでいいのかもしれません。
まあ、こんなくだらない作品があったと一笑して頂ければ幸いです。