恋愛モノを書くうえで難しいのは、好きになるための納得できる理由です。
理由は人それぞれあるので、人によっては『なんで?』と思うことはあるでしょう。
公開中の『アイはキュービッド』を読んだ人に『なんでヒロインが主人公を好きになったのかわからない』というような意見をもらいました。
この意見を聞いて、あれ?っと思いました。
この作品、第一ヒロインのアイ以外の三人は、物語の前段階から好意がある状態で始まっているので、『好きになった理由がわからない』という意見はちょっと的外れな気がします。
つまり、物語の内容が上手く伝えられていないんだなぁと感じました。
好きになる瞬間を考え、それを表現するのは本当に難しいです。
結果としてですが、この物語は好きになっている状態からのスタートとなっています。
互いに好意を持っているところから誰を選ぶかという、そんな恋愛モノです。