皆様
いつもご愛顧頂き、ありがとうございます。
現在、最終調整中でございますが、カクヨムコンテストに参加してみたく(受賞ではなく、参加です)チカラモチャーとは違う作品を準備しておりまして、まもなくアップさせて頂きます。
それほど長編にするつもりはございませんが、第一部以降は読者様の反応次第で執筆を考えようかなと思っております。
チカラモチャーと似ている部分も多々あるかと思いますが、お休みの間の暇つぶしになりましたら、幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
タイトル(仮) 無課金だったけど、カッコいい僕になりたくて!
僕がプレイしている『ザ・ディスティニーオンライン』は毎晩開催される15VS15のギルドバトルが熱い。
育てたキャラ同士でぶつかり合い、取った星の数で勝敗を決めるんだ。
無課金の僕は二軍だけどね。当然最上級のURユニットなんて持ってない。
「さぁギルドバトルですね。皆さんのかっこいいところ、私に見せてください!」
しかし、片想いしている女性ギルドリーダーにそう言われて、ベンチで黙っていられるほど僕は錆びついてはいなかった。
そんな僕にとってタイミングのいいことに、このゲーム、サービス開始から今がちょうど三周年。
現在ピックアップ中の限定UR新ユニット『オリンゾー』は、今までのユニットを台無しにしてしまうほどに強力ときた。
「これだ……」
僕はニヤリとする。オリンゾーは僕のために登場してきたようなものだ。
これさえ手に入れれば、今まで無課金で日の目を見なかった僕も大逆転、ギルドバトルに参加できて、リーダーにかっこいいところを見せられる――!
というわけで、初のURを求め、僕はガチャに挑む。
結果、あえなく爆死。生活困窮。
一方、そんな僕をあざ笑うかのように、他の金持ちギルドメンバーが『オリンゾー』をあっさりゲット。僕の想いの相手にかっこいいところを見せつけ、あろうことか、アプローチまでかけ始める。
いや、ちょっと待てやコラぁぁ――!!とばかりに、僕は最後の貯金をなげうってガチャに挑みながら、そのアプローチを止めようとする。しかしゲームはそこで突然、ログアウト不能になり……え、なにこれマジデ―!?
実際の物語は、もう少ししっとりとした流れで進みます。
過去作品と一部世界観を共有しています。