【リンクは一番下。短編3000字程度】
近況ノートでは初めまして。松野うせです。
前アカウントで書いていたのを、短編シリーズにします。
(前アカウントを知っていても、何も言わないで知らんぷりしてください)
不真面目な○○、という題名にしようかな。とか考えております。
錠前店にやってくるのは、薄ら笑いの青年。
それから、おしゃべりな赤セーター。
「箱の中身は何だろな」系短編です。
↓冒頭を試し読み↓
仲村は思った。漫画で読んだ連続殺人鬼が、確かこういう顔だったな。
コンビニ跡地の普通の鍵屋、仲村錠前店に青年が現れた。うねった髪で、背は低く、分厚い眼鏡をかけている。サイズが合っていないのが彼の独特な雰囲気を煽っている。そして彼の大きな目は仲村を映している。仲村の背筋に伝う本能からくる恐怖心。やめてくれ、その微笑を。
「僕を雇ってください」
青年は淡々と言った。まるで、仲村に興味がないみたいに。仲村はおどろおどろしい彼のことも、殺人鬼のことも何も知らないが、何だか『それっぽい』ので震え上がっているのであった。
「嫌です」
「まあまあ、これを見てからでも遅くはないでしょうから」
青年は紙を取り出した。呪いの契約書かこっくりさんのあれか、と心臓がギュギュンと縮まった。どうやら履歴書のようで、仲村が勝手に殺人を犯させている青年の名は坂口というらしい。
私のできる限りの力をふるいました。
癖になる文章を目指しています。
若き才能、そう、この私を褒め称えてくれると嬉しいです。
https://kakuyomu.jp/works/822139840648051790