「異端の茨」にて描写できていなかった部分を加筆修正いたしました。
以下の文は修正部分の抜粋になります。
想定外の状況にセイラもの自分も困惑の意を隠せていない。間違いなく命令は通じていたはずだが、どういうことなのか。
「その指輪の能力が強制命令であることはもちろん知っている。そして、その能力は《《王家の人間》》には通用しないことも」
「では……貴方は一体、何者なのですか?」
恐る恐る聞いたメイジット氏の言葉を待っていたかのようにマレフは告げた。
「改めまして自己紹介を。私はマレフ・アメスクリス──君と同じ、王家の人間なのだよ。セイラ様」
「──!!?」
衝撃の一言に驚きを隠せなかった自分たちは何も言えないままに立ち尽くし、告げられた言葉を上手く受け取れずにいた。