宮胡草一郎

いよいよ筆をおくことになりました。
寺山が、北海道農牧試験場に就職して約20年の研究生活を綴ってきました。
当時の人たちの苦労を描き切れているとは思いませんが、これが私の限界です。
牧場に行くことがあったら、牧草地を造るのに大変な苦労があったことを覆いだしていただけるとありがたいです。
現在、離農が進み、せっかく切り開いた牧草地が、荒廃し、森林に戻りつつある姿を見ると、やるせない気持ちになります。