本気で自分の小説をこの世に出したいと願っている書者へ
偉そうな記事名で……申し訳ありません。肩の力を抜いてください。
おれはNOTEで小説を書いていました。
エプリスタでも、カクヨムでも小説家になろうにも投稿をしていますが……
素質がないのか……読んでもらえる事はほとんどありません。
おれは考えました。
「小説を書いている人」はみんな、小説を読んでもらいたいのです。
🔹🔹どうすれば読んでもらえるのか🔹🔹
その小説の山場、物語の頂点、魅力的な見せ場のワンシーンを動画にしてYouTubeやSNSなどにUPすることができないのか。
ワンシーンをみてもらう!
魅力のあるシーンであれば、そこから小説に引き込んでいく。
そのためにまず、10分以内の脚本を作る。
その脚本を読んで動画にしてみようと思う、俳優志願の人が現れれば、しめたものだ。
「演劇、俳優を目指している人」は、自分を売り込める場所を求めているはずだ。
気に入った小説の脚本を動画にしてYouTube、X(旧Twitter)やTikTokで拡散をして、役者魂!に火がつけば、そこからその小説にすり寄って行くのだと思う。タイアップ/マッチング……そう言うことだ。
実は、そのアプリを作ろうと思ったが……おれの頭では無理だ。また、お金も持っていない。だれか、やってやろうと思う人がいればやってみないかと思う。
誰かが……これを始めていくことによって、第2、第3の書者が続いて行けば面白いのだろうと思う。
そこで、おれがトップでやろうと思う。言い出しっぺだ。
まず必要なのは、山場のワンシーンだ。
おれは「身も心も過去もすべて受け止めて」小説を書いている。
その見せ場のワンシーンの脚本は下記に示した。
場所はスナックでのシーンです。
人数は「あかね」45歳 「スナック茜」のママです
「春樹」タクシー運転手 あかねとは深い縁があります。
お店の客……数人
ホステス 2名もいますが……ここでの会話文はありません。
小説のこのシーンは
エプリスタ / カクヨム
「身も心も過去もすべて受け止めて」NO24です。
======脚本==========================
あかね
そう。れいちゃんから聞いたわ。
すごかったじゃない。
しっかり彼女を守ったのね。
春樹
だって臼井の奴……いまさら昔の話を
持ち出して「やらせろ」なんて。
あまりにひどいだろ。
気づいたら殴ってた。
あかね
春樹を見直したわ。
そうよ、そんな奴、殴って当たり前。
で、どうなったの。
春樹
まだわからない。
会社は喧嘩両成敗でけじめを
つけたいらしいけど、社長次第で……
あかね
れいちゃんは被害者でしょう。
春樹
(少し間を置いて)
……元AV女優という観点から
会社がどう判断するか、なんだ。
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あかねは黙って頷く。
春樹の表情が曇る。
春樹
なんだけどね……いざ自分に
ふりかかると、しっくりこないんだ。
玲香が別人のような気がして。
昔、玲香が何をしていたんだろうって
考えると……彼女の顔を
まともに見られないんだ。
自分でも訳がわからない。
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あかねの表情が一変する。
静かだった目が、みるみる険しくなる。
あかね
(低く、しかし鋭く)
あんた……バカじゃないの。
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春樹が顔を上げる。
あかね
なによ、偉そうに。
「過去は過去」なんでしょう。
わかっているじゃない。
それをなんで受け止めて
あげられないのよ。
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あかねの声が上ずっていく。
客たちが手を止めて振り返る。
智美と香奈子が目を丸くする。
あかねは構わず続ける。
あかね
わかったわ、春樹。
わからせてあげる。
いい、私はね……
私は……元風俗嬢よ。
ソープにもいたし、
ヘルスにも在籍していた。
男と交わした数なんて、
軽く千を超えているわ。
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店内が静まり返る。
あかね
そんな女は汚いの?
乳首が真っ黒でしおれて
見れたもんじゃないって?
どうなの!言いなさいよ。
私の体は醜いの?
れいちゃんの体は醜いの?
どうなのよ!
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あかねがカウンターを叩く。
春樹は言葉を失い、固まっている。
あかね
あんた昨日まで、
れいちゃんが好きだって
言ってたじゃない。
じゃあ、あんたは彼女の
何が好きだったのよ。
AV女優だからって
何が気に入らないの。
春樹もその辺の男と一緒ね。
世間体ばっかり気にして、
本当の大切なものを
見つけることもできない……
バカよ、大バカ!
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春樹は青ざめたまま、
あかねを見つめている。
あかねが深呼吸をする。
声のトーンが落ちる。
今度は低く、静かに、しかし力強く。
あかね
春樹、あんた何歳よ。
三十九だっけ……いいこと。
れいちゃんと一緒になって
セックスをするとしたって
あと何年よ。
五十も過ぎたら、ほとんどの
夫婦はそんなことしてないわよ。
そこからなのよ、本当の愛って。
心よ、心!
心がすべてなんだから。
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春樹は黙って聞いている。
あかね
じいさんばあさんになって、
総入れ歯になって、
くちゃくちゃな顔になって……
目もまともに見えなくなって、
誰からも相手にされなくなった時、
横にいるのは誰よ。
過去を分かち合った二人が
一つになって、手をつないで
支え合って生きていくのよ。
心が通っていなきゃできない。
そう思わない?
ちょっと、聞いてるの!
わかってるの!
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あかねがカウンターを叩く。
春樹がびくりとする。
春樹
(消え入りそうな声で)
ママ……でも、玲香の身体、
みんな見てるかも。
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あかねが一瞬、天を仰ぐ。
そして春樹に顔を向ける。
あかね
なに、バカな事を
言っているのよ。ほんとうに……
言っとくけど、れいちゃんは
あんたにはもったいないほど
いい女よ。
元AV女優が何だって言うの。
裸を見られたからって
何だって言うの。
わかったわ、じゃあこうしたら。
「私の妻は元AV女優です」って
あからさまにしちゃいなさいよ。
そうすれば隠すものがなくて
清々するわ。
れいちゃんはたとえ素性が
知れ渡ったとしても、
しっかり生きていく。
だけど春樹、あんたが……
あんたが彼女の身も心も
過去もすべて受け止めて
あげなければ、
れいちゃんは誰を信じて
生きていくのよ!
ちょっと、春樹!
言っていること、
わかってるの!
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春樹の目に、じわりと
何かがにじむ。
春樹
……そうだよね。
おれがバカだった。
みんなが玲香の身体を
見ているって思ったら……
あのくらいのこと、
なんだか気にならなく
なって来た。
うん……よくわかったから、ママ。
本当に、よくわかったから。
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春樹が涙を拭う。
あかねの表情がふっと緩む。
あかね
そう、わかってくれたのね。
じゃあ、すぐにれいちゃんの
所へ行きなさい。
しっかり受け止めてあげるのよ。
ほら、早く!
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春樹が立ち上がる。
財布を取り出す。
春樹
うん、わかった。
身も心も過去もすべて
受け止めるから。
ママ、精算して……
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あかねが突然、絶叫する。
あかね
セイサン!
何が青酸よ!
れいちゃんが青酸カリでも
飲んで死んじゃったら
どうするのよ!
早く行けって言ってるの!
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客たちがどっと笑う。
客A
ママ、すごいわ。感動したよ。
客B
結局は心だよなあ。
客C
じいさんばあさんになっても
支え合えるか……
その通りだ。いい勉強になったよ。
客A
しかし、ママも昔、
ソープ嬢だったなんて
驚いたな。
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春樹はあかねに背中を
突き飛ばされるようにして
店を飛び出す。
扉が閉まる瞬間、背後から
客たちの笑い声と感嘆の声が
漏れ聞こえてくる。
客B
ママ、最高だよ……
客C
しかし、ママも元ソープ嬢だったなんて。
かっこよすぎるぜ。
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扉が閉じる。
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このシーンを俳優にお願いすれば何百万と掛かるのでしょうね。おれにはお金などありません。
「俳優志望さんへ:私が書いたこの10分間を演じてみませんか?」
タクシー運転手をしながら書いた、名古屋を舞台にした渾身のシーンです。本気で上を目指す俳優さんに、この10分間を託したいと思っています。
もし、貴方がこのシーンを演じて脚光を浴びるならば、それは素晴らしいと思います。どうぞ、YouTubeなどにUPしてください。
お金があれば、どうか、演じて下さいと言ってお金を払うものなのかもしれない。舞台セットなどにもお金がかかるのでしょう。また、人もそろえなければならない。大変だと思います。
しかし、この小説、Ⅰから目を通していただければ、その価値充分にあると思います。
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