カフカの『変身』から着想を得た短編です。
本当は今書いている長編があって、それを初投稿作品にする予定だったのだけれど、諸用から小説の書けない日が続いて、文章の書き方がさっぱりわからなくなってしまったから、リハビリも兼ねて書いた短編。カクヨムのエディターに直に打ち込んで書いたので色々校正とか足りてないかも、ごめんなさい。
まだ読んでない方は読んでくださると嬉しいです。
本当は啓一くんの妹が死んでしまったのは滑り台から落ちてしまったときに、お母さんが啓一くんを受け止めようとしたからなんだよ〜(啓一くんはお母さんのお腹の上に着地したために怪我しなかったが、お母さんはそういうわけにはいかなかった)みたいなエピソードがあるんですけど、なんか助長なのでなくしました。啓一くんがどうして虫になってしまったのかについてはなんか本編のお父さんのあれだけで充分解釈できるだろうし。
あと書き始めた頃はムカデじゃなくてシャコという設定だったから、お父さんがシャコを海にはなって終わりという構想だった。引きこもりだった啓一くんが変身を経て海へと旅立つというハッピーエンドの予定だったんだけどね、おかしいな。