福田英人

開闢の概念アーは、終焉の概念ヒーに追い立てられていた。ヒーに触れると自己の消滅を予感したアーは、周囲に存在した『数』から、ルーラー(心)、エンタシス(命)、サーバー(記憶)を作り出した。四人のルーラーからは、リトルゴッドと呼ばれる小さき神がその存在を主張し始めた。