初めまして、竹下ひとみです。
普段はフリーライターとして、お金にまつわる記名記事や取材記事を執筆しています。
でも実はずっと、「小説を書いてみたい」という思いをくすぶらせていました。
そしてようやく、短編ではありますが、初めての小説を書き上げました。私にとっての処女作です。
普段から考えることが好きで、とくに自分の感情を観察することを大切にしています。
今回の「「and you」がないからさ」は、私自身の体験から生まれた物語です。
子どもが3人いて、実家も遠く、誰にも頼れない中で子育てをしてきました。
「こうあるべき」「こうしなくては」という思いが強い私は、理想を追いかけてはうまくいかず、自分を責め、今度は家族に矛先が向かい、そしてまた自己嫌悪に陥る……そんな苦しい日々を送ってきました。
もしかしたら、多くのお母さんが、似たような経験をしているのかもしれません。
自分を責め続けて、壊れそうになったとき。
ふと気づいて、「なんだ、そんなことだったんだ」とすとんと心に落ちたことがありました。
それを、小説にしてみました。
自分の経験に近いため設定は私に似ていますが、登場人物はフィクションです。ひとつの物語として楽しんでいただけたら嬉しいです。
家族との温度差に、ひとりで苦しんでいる人へ。
どうか、矛先を自分にばかり向けないでください。
この小説が、ご自身の家族のことを少しやさしく振り返るきっかけになれたら嬉しいです。
今日から5日間、1日1話ずつ公開していきます。
寝る前や、少しひと息つきたいときに、そっと読んでいただけたら幸いです。