自分の作風を振り返ってみた。
琥珀堂では、登場人物の行動と会話だけで書く。情景描写と心理描写は最小限。
ハルシネーションでは、温度、湿度、回路の軋み、光の屈折率など、五感と物理現象で情緒を描く。
シロシリーズでは、天候、温度、風、植物、光で時間を流す。
「美しい」「悲しい」は書かない。行動と短いログで書く。
いろはの日常では、状況を説明せず、現象で表現する。
47都道府県と相棒とジャージ、家出魔王は、あえて少しだけ自分流を濁した。
結局、全部違うようで、全部同じことをしている。
感情を書かない。
ただ、そこにあったものを置く。
どんなに工夫しても、自分は自分の書き方から逃げられないらしい。
肩の力が抜けた気がした。
いとをかし。