元レガート王国は隣国のドラゴンに支配下される様になっていた。
作物は息吹きだけで焼かれ、水しかない毎日。国民を血迷わせた。
『供物として美しいモノを捧げよ』運がいいのか悪いのか、黄金の類いなら前王が残していった。
供物を捧げよというのは嘘ではなく、涙で水を潤し、大地に染み込み潤し、風を呼び、栄えている時は栄えている。
このあめとむちがうまかった。国民は感覚と思考が麻痺しつつあった。
そこでたまたま訪れる美少女と美青年の兄妹を捧げる。
彼らは父から聞かされていたとは違う様子で戸惑っていたが、捧げるものの中に入った。
しかし、、ドラゴンにも一癖も二癖もある六龍達だった。獲物の美しい人間は自分たちの血肉を食べさせて、支配下に置いた。
食っても上手く生き残るのは難しい。しかも監視下おきだ。
二種あった。
魔力を使える様になる、「不死者ーーアンテッドーー」
異能的な能力を扱う、「神学者ーーエネリストーー」
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