処女作となる「神格鑑定局の平常業務」を完結まで投稿することができた。
https://kakuyomu.jp/works/2912051595197154932
カクヨムに投稿どころか、小説をまともに書いたのも初めてだったので、まず一作書き上げる事が出来た事は喜ばしい。自分を称えたい。
良い作品を書けた自信はある。
「神格鑑定局の平常業務」では、平常業務の名の通り、きっとあの世界ではありふれている下級の異能存在相手の鑑定業務を描き、その中で神格鑑定局の世界観、鑑定士の役割、鑑定の手順をきちんと描写し、説明する事が出来た。
派手さのない無難な作品だったかもしれないが、作者としては自信をもって「面白いものを書けた!」と言うことができる。
作者が面白いと感じたものが読者に受け入れられるとは限らないが、私の作品を読んで、楽しんてくれる人がいてくれたら、とても嬉しく思う。
ここからは、5月29日の公式設定公開以降、気になった事を何点か語る。
まず気になったのは、採用された人物の高齢率の高さ。
主人公然とした華々しいキャラクターは作者たちが作れという事なのかもしれないが、鑑定局の面子はなかなかに渋い。
また、人物にもカミサマにも、台詞がひとつも用意されていないのは気になった。
こういったシェアワールドは「参加者が自由にできる空白」と同じだけ「参加者全員が持つべき共通認識」を設定する事も大事だと思うのだが、
公式キャラクターの口調や一人称は、公開するべき共通認識だったと思う。
例えば、別々の作者が書いた「作品A」「作品B」の両方に此花理乃が登場していて、その口調や性格がまったく違っていた場合、整合性をとるのが難しくなる。
もしAとBの両方が「公式設定」として採用された場合を想像すると私の懸念は分かりやすい筈だ。
参加する作家のために残してくれた空白なのかもしれないが、このあたりの設定は作者間でブレが生じないようにしっかりと詰めておくべきだったと思う。
次に、これは別種の問題なのだが、「検索性」が気になった。
今「神格鑑定局」で検索すると、人気順で出てくるのは事前に募集した「設定」ばかりで、小説の検索を阻害してしまっている。
これは「新作順」や「週間ランキング」に切り替えれば済む話で、今神格鑑定局を追っている人たちは皆そうしていると思うのだが、あとから神格鑑定局を知った人にとってはかなり混乱しやすい。
この先、「神格鑑定局」の作品数が増えれば増えるほどこの問題は肥大化してしまう。
現在、累計ランキング1位は★102の応募設定で、下には★30~40の応募設定がずらりと並んでいる。小説ではない応募設定が壁になってしまっている。
カクヨムとしてもはじめての試みだった事を考えると仕方のない部分もあるのだろうが、「公式設定確定後はすべての応募設定を非公開にする」ように要項を定めておくべきだったのではないかと思う。
というか今からでもそうした方がいいんじゃないだろうか?
とりあえず私が投稿したもので不採用だった設定はすべて下書きに戻すことにするが……私が他の作者に「みんな非公開にしよう!!」と呼びかけることなどできるわけもない。
カクヨム公式に音頭をとってほしい。
(これに関しては別途要望として送る予定)
最後に、ナツガタリで公式小説になるのが一作品だけ、というのもかなり勿体ないというか、絞るなーという印象だった。
これは少々極論かもしれないが、シェアワールドにとって一番の栄誉とは公式設定に採用される事だと思う。
自身が書いた力作が公式となるのは最高の到達点だ。
無論すべての作家がそうではないだろうが、「公式小説になれる!」というトロフィーはもう少し数を増やした方が神格鑑定局も盛り上がると思うのだが……。
色々不安点もあるが、私はこの企画にとても期待している。
これからもこの世界観の作品は投稿し続けていきたい。