152話をもって、ひとまず『アートレス・アイドル』は一区切りです。
もともと考えていた「ここまでは必ず書こう」という内容まで到達できました。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。
この作品自体はかなり前に考えていた物語(『深愛なる悪女』へよりさらに前)dです。少女と青年の二人が織り成す物語として考えており、アイドルモノというよりバディモノが最初の想定にあった物語です。
真面目な少女とからかう青年の凸凹コンビがアイドル世界に打って出る!
……といったイメージですね。
ところが、構成に手間取ってずっと書かないままだったものを「お蔵入りにするぐらいなら甘い構成でも書け!」ということで書きはじめました。
その結果、当然ではあるのですが伏線の張り方や全体の構成の盛り上がりどころを上手く描けなかったという反省の多い作品になってしまい、かなり反省です。
とはいえ、構成に悩み始めるといつまで経っても書かないので……丁度いい塩梅を見つけないといけませんね。
ジャンルをラブコメにしたのにそちらに振り切れなかったり(完結にあたって一番近い『現代ファンタジー』に変更しました)、話の方向性や思い切りが足りなかったりと、未熟さを露呈する内容になってしまいました。申し訳ないです。
ジャンルを絞りきれなかったのも、問題だったかなと。
拙い作品ですが、読み進めていただけた人がいたのは非常に大きな励みでした。
いつも応援をくださる方がいてくれたおかげで、区切りまで書けました。
感謝しても感謝しきれません。ありがとうございます。
つづりやピアノマンというキャラクターたちを描くのは楽しかったですし、普段は恋愛物を考えることが多いので、別の方向性の話を書けたのは新鮮でもありました。
次回は恋愛物語を重視した作品になります。
今度はちゃんとラブコメ! って話を考えています。
機会がありましたら、そちらも読んでいただければ幸いです。