2026年9月4日にChatGPTの新アプリが発表され、繰り返し更新を促すメッセージが表示されたため、私も更新しました。しかし、結果的にはリスクの巨大化に驚いて、それをきっかけにリスク管理を見直しました。
現在は、ChatGPTを含め、AIアプリについては基本的にブラウザ版のみを使用することにしています。
ここで注意しておきたいのは、アプリを自分で作れる程度のIT知識がない方の場合、AIアプリがPC上でどのような権限を持っているのかを、表示だけで判断しない方がよいということです。
AIアプリによっては、OSやアプリの仕組み上、PC内のファイルやフォルダへのアクセス権を持つ場合があります。また、ユーザーが追加の権限を与えることで、ファイルの作成・変更・削除など、より広い操作が可能になるケースもあります。
さらに最近では、「アプリ上の権限表示では編集権限を与えていないように見えるにもかかわらず、実際のPC環境ではより広い権限を持っているように見える」という報告も見られます。
こうした挙動については、少なくとも私が確認した範囲では、OpenAIから十分な公式説明が出ているとは言い難い状況です。
企業向けの端末管理・セキュリティソフトなど、PCの管理権限を監視する仕組みとの競合が関係している可能性も考えられます。ただし、現時点では原因を断定できません。
重要なのは、これはChatGPTだけの問題として考えるべきではないということです。
AIが単なる「質問に答えるソフト」から、PC上でファイルを操作したり、他のアプリを操作したり、さらにはアプリそのものを開発したりする時代になっています。
もしAIが作成したアプリが、開発者自身も完全には把握していない権限取得やファイル操作を行う可能性があるとすれば、これはAIの安全性を考える上で非常に重要な問題になります。
つまり、AIアプリそのものの安全性だけでなく、**「AIがAIを使ってアプリを作る時代に、そのアプリがどのような権限を持ち、何を実行できるのかを誰が検証するのか」**という問題が、すでに個人のPCレベルでも現実的な課題になりつつあるのではないでしょうか。
少なくとも、AIアプリを利用している方は、一度、自分のPC上でそのアプリがどのような権限を持っているのかを確認し、必要に応じてブラウザ版を利用するなど、リスクを抑える方法を検討しておいた方がよいと思います。