拙い文章ながら
「窮救の野薔薇」を楽しんで頂き、
誠にありがとうございます。
要約&砕けた表現ではありますが
備忘録を兼ねまして、物語で使用されている
用語集を公開いたしますのでご覧頂けると幸いです。
ワイローズ緩衝地帯
アゼスト王国および
グリザード公国間に存在する
ワイローズ領の外交的立場。
王国および公国は、
互いの勢力圏拡大を警戒するあまり、
ワイローズ領そのものの
完全支配には踏み切れなかった。
その狭間で独自に成長するワイローズを
危惧した両国は後述する
三国間不干渉条約を締結させるに至る。
不干渉条約締結後、
ワイローズ領は事実上、
両国間の軍事緩衝地帯として扱われていく。
三国間不干渉条約
ランド・ワイローズ期に締結された、
ワイローズ領、アゼスト王国、グリザード公国による三国間条約。
表向きは地域安定、
国境不干渉を目的としていた。
しかし実態はワイローズを
縛る為の条約だった。
・自由交易権の放棄
・税制への他国承認制
・条約事項は領法よりも優先される
・ワイローズによるアルザド村への税制を
自ら決定できない
など。
アルザド村
かつてワイローズ北に存在していた港湾村。
不干渉条約において
特別管理区域として扱われた。
古くから造船技術者、
港湾労働者、漁師が多く居住していた。
物語開始時には廃村となっており、
元村民は各地へと散り散りになっている。
涼風の海
ワイローズ領北部、アルザドに面する外洋。
波の動きが緩やかな故、
精度の低い船でも運航可能。
グリザード公国
ワイローズ西に存在する大国。
国土の大半を荒れ地が覆っている。
国家思想としては、
実利主義および貴族軍権思想が強く、
軍部および地方有力貴族の発言力が極めて大きい。
王国海軍への対抗政策として、
陸戦兵器および重装備化を
重点的に発展させてきた。
主力兵科として、
・重装歩兵
・大型盾兵
・重騎兵
・強化弩砲隊
などを保有している。
一方で、
海洋技術についてはアゼスト王国に
大きく後れを取っており、
港湾運営、大型造船、
海軍補給能力に課題を抱えていた。
アゼスト王国
ワイローズ東に存在する大国。
古くより神学および
王権思想を基盤として発展しており、
大陸諸国の中でも強い中央集権体制を持つ。
グリザード公国とは長年にわたり
仮想敵対関係にあり、
軍事・技術・経済の各分野で
互いを意識する形で
同系統へと技術が発展していく
収斂進化的発展を遂げた。
大陸海域における最大級の海洋国家であり、
大型帆船建造、
港湾運営、
海軍運用技術に優れている。
グリザード公国に対して
十年以上先行した海洋技術を有している。
特に、
・遠洋航海
・外洋測位
・海軍補給
・港湾整備
などにおいて高い水準を誇っている。
大陸貨幣
広く流通している貨幣体系。
ワイローズ領、
アゼスト王国、
グリザード公国においても
基本単位は共通化されている。
主に、
屑銅貨、銅貨、銀貨、金貨、大金貨、白金貨
の六種類が存在し、貨幣価値については
地域差および物価変動こそ存在するものの、
おおよそ下記の価値基準として扱われている。
* 屑銅貨一枚=十円前後
* 銅貨一枚=百円前後
* 銀貨一枚=千円前後
* 金貨一枚=一万円前後
* 大金貨一枚=十万円前後
* 白金貨一枚=百万円前後
屑銅貨は低純度銅を用いた
最下級貨幣として扱われており、
日用品や簡易食料の購入など、
庶民間取引で広く流通している。
一方、
白金貨については
国家間取引、大規模商会、
軍事契約などで用いられる極めて高額な貨幣であり、
一般市民が直接目にする機会は少ない。