ある男が目を覚ますと、そこは無機質な白を基調とした閉ざされた空間であった。面識のない人々同士、ざっと100人、老若男女、彼らがそこから生きて出る方法はたった1つ。「透明な殺人鬼ゲーム」に参加して1日に1人、殺す人を決めて投票し、人数が半分になるまで続けること。その間、死んだ人の一番大事な人も一緒に死ぬこと。モニター越しに少女型のロボット「ニニィ」が、甘ったるい声で参加者たちに告げた。未知の技術が使われているスマホ、異常なまでに快適な生活空間、全員が全員、自分と、自分の一番大事な人が生き残るために、動く。(正式なタイトルは「透明な殺人鬼ゲーム」です。) ※なろうにも投稿してあります。
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