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セ・ラヴィの更新が止まっていた経緯について。

以下の内容は、なろうで掲載した活動報告を、
カクヨム用に書き直したものになります。

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 どうもご無沙汰しております。篝帆桜です。
 もう打ち切りかと思ったことも何度かありましたが、やはり小説というものを抜きにした自分の人生というのは、いささか以上に空虚なものなのだと体感し、けれど、ならばどうやってこの現実と、小説という生活の糧にならない苦行のような趣味とを折り合い付けていけばいいのかを考え続けた十年余りだったように思います。

 一度、別作品で出版のお話をいただき、それがコロナで頓挫。稚拙ながら物書きとしての挫折を味わい、数年間近く小説という世界から距離を置いていました。その副作用とでもいいましょうか。しばらくすると、いざ作品作りと身構えてみても、なかなかキータッチに力が入らず、思うようにならないまま年月だけが過ぎていきました。

 ただ、熾火のような感情はずっと燻っており、自分でも、どうにもならない何かにニヒルを演じながら、日常に身を投じて自分を誤魔化していたような、そんな風にも感じられる日々でした。

 私事ですが、2025年の秋口まで、カナダで生活をしておりました。
 ワーキングホリデイを使った短い期間でしたが、非常に有益な日々だったと思います。

 帰国から早数か月、紆余曲折を経ましたが、現実と小説を両立するためにどうすればいいのか、ようやくその回答というか、手がかりのようなものを見つけられた気がします。今はまだ実践段階に入ったばかりなので、これからどうなるかは、私次第ですが。

 作家というのは病みたいなもので、一度患ってしまうと、なかなか社会人として生きていくのは厳しいです。だからといって小説を手放すこともできなかったわけで、有り体にいうなら、収まるべきところにようやく落ち着けたといったところです。

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 さて、今後の活動について本題に入らせていただきたいと思います。
 まず、私は現在、「なろう」「カクヨム」で小説を展開しています。
 セ・ラヴィも例外ではなく、双方のサイトで連載しているのですが、それぞれのサイトの用途を明確に分けることにいたしました。

 簡潔に申し上げますと、

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 なろう・・・原文をそのまま載せていく方式。
 カクヨム・・原文を適当な長さで区切り、必要に応じて話数を追加。
       1話分の長さをなるべく読みやすいように整えていく方式。
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 このような方向性で、連載を再開していこうと思っています。
 内容それ自体が変わるわけではありませんので、お好きなサイトで読み進めていただければと思います。
 蛇足ではありますが、「なろう」の方ではペンネームを「可名希」としていますが、同一人物です。悪しからず。

 私としては、セ・ラヴィはなろうで始めた作品ですので、なろうで完結させたいと思います。
 昨今はAIの技術も進歩しており、活動再開に際して始めた改稿作業においては、大変助けられています。私のスタイルだと、原案・脚本・演出が私の担当で、表現の精緻化をAIに任せている、といった具合ですかね。賛否両論あるかとは思いますが、おそらくこの技術がなければ私は筆を折っていたかもしれないので、個人的には喜ばしく思いつつ、世の中の大きな流れとしては、少々客観的な視点を持つべきなのかもしれない、といった考えを抱いています。

 最新話の再開はしばしまだ時間を要するかと思いますが、来年には連載再開したいと思っています。
 年内から年明けにかけては、おそらくまだ改稿作業中かと思いますが、以前の私の拙い文体をご存じであれば、多少は小説らしい雰囲気になったかと思いますので、あらためて楽しんでいただければ幸いです。

 それでは、年の瀬の寒空の下、人々の繋がりにささやかな幸せが芽生えればと願いつつ、今回は筆を置かせていただきたい思います。

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