1.(起)
【思考回路を破壊され、地下施設に響き渡る香織の狂乱の叫び。】
ヴァレット 「……お嬢様……その叫び声、癇に障ります。お静かにして頂けないでしょうか?」
【ヴァレットは香織を疎ましそうに一瞥し、無機質に銃口を向け、引き金を引いた。】
『カチッ……』
【無情にも響く空打ちの音。】
ヴァレット 「……チッ!……弾切れ…か……」
2.(承)
バトラー 「わたしが代わろう」
【そう言うと、彼は動かなくなったキヨシの胸元からピストルを奪い取り、躊躇なく香織へ銃弾を放った。】
『ドォォォンッ!』
【弾丸が彼女の心臓を貫いた!……だが……。】
香織 「ああぁぁぁあああああああぁぁぁああーーーっっ!!!!」
【ーー香織の絶叫は止まらないーー。】
3.(転)
バトラー 「!!ーーなんだと!?」
ヴァレット 「化け物め……!」
【ヴァレットは、かつての戦場で見かけた、首を撥ねられても数歩歩いたという兵士の怪談を思い出し、背筋に冷たいものを感じた。】
バトラー 「こっ!このおぉぉーっ!」
【驚愕に目を見開くバトラー。焦燥に駆られた彼は二発、三発と、全弾を香織の小さな体に叩き込む。】
香織 「があああーーあーーぁぁぁーー」
【……ようやく絶叫が止み、香織は鮮血の海の中、ピクリとも動かなくなる。】
4.(結)
バトラー 「ハァハァ……まったく……ビビらせやがって……」
【普段、冷静沈着のバトラーの口から、思わず本音が漏れた。】
【静寂が戻った地下室。バトラーがキヨシの死体から離れようとした、その時ーー。】
キヨシ 「……おい?……この、外道(げどう)が……」
【死んだはずのキヨシの手が、バトラーの足首を掴む。】
バトラー 「ーーひっ!!」
ヴァレット 「キ……キヨシ……!?」
【覚醒したキヨシの瞳が、地獄の底から二人を睨みつけた。】
キヨシ 「……まだ、終わってねぇよ」
第41話、いかがでしたか?
撃ち込まれる銃弾。止まらない絶叫。
生死の境を超えた香織が見たのは、底なしの暗闇か、それとも.....。
そして、静寂を破る死者の声。
「.....まだ、終わってねぇよ」
舞台は「惨劇」から「逆襲」へと変貌を遂げます。
覚醒したキヨシの瞳に、ヴァレットたちは何を見るのか。
🌈【本編URL】全61話はこちらから
👇👇👇
https://kakuyomu.jp/works/822139836859102664
🌈 X(旧Twitter)でも『なんとなく4コマ劇場』を毎日更新中です!イメージ画と動画もこちらから👇👇👇
https://x.com/onitsuka_alan?s=21