「音が、多すぎる。」
7月18日から、新作『まだ、鳴るなら』の投稿を始めます。
児童養護施設で暮らす少女・澪が、ゴミ捨て場で古いギターを拾うところから始まる物語です。
澪は、ほとんど言葉を話しません。
人の声も、足音も、食器の音も、澪には同じ大きさで届きます。
そんな澪が、自分から初めて抱えたものが、捨てられていたギターでした。
この作品は、天才少女が音楽で成功する話ではありません。
人前で手が止まり、失敗して、それでも、もう一度だけ弦へ指を置くまでの話です。
うまくいかなかった人が、元どおりになるのではなく、その人のまま、次の一音を探す物語を書きました。
全30話、完結まで執筆済みです。
初日は第1話から第3話まで公開し、その後は毎日20時に一話ずつ投稿します。
静かな話ですが、澪が次の一音を探すところまで、お付き合いいただけたら、うれしいです。
『まだ、鳴るなら』
7月18日、投稿開始です。
【イメージソングを公開しました】
『まだ、鳴るなら』から生まれたイメージソングを、YouTubeで公開しました。
澪が拾ったギターと、まだ名前のなかった一音。
物語とあわせて聴いていただけると、その静けさや、澪の息づかいを、もう少し感じてもらえると思います。
曲名「まだ、鳴るなら」
▼YouTube
https://youtu.be/GMf8enJHYqk?si=9-hjYvIkmcL3-QfK
※作中で登場人物が歌う曲ではなく、小説から生まれたイメージソングです。