※ネタばれではなく、「知っているともっと楽しめるかも知れないよ!」という解説です。
神宿りの傀儡では、仏像をモチーフにして宝具を使った能力を考えたりしています。
今日はその中でもかなり異質な、降三世明王について。
降三世明王の像を見ると、その足で男の人と、女の人を踏みつけている姿が見られます。
鬼とか魔物だったらわかるけどなんで人間…?
いいえ、これ実は、ヒンドゥー教の最高神である「シヴァ神」とその妃である「ウマ妃」を踏みつけているのです。
歴史で言うと、ヒンドゥー教の方が古くて、仏教は後発でした。
追いつけ追い越せ!で考えた結果、ヒンドゥー教の神を、仏教の体系に組み込むという荒技をやってのけます。
そして、この降三世明王は改宗を拒否するシヴァ神を踏みつけ、一度殺してから生き返らせ、仏教に帰依させるシーン…すごいですよね。
そしてシヴァ神は、仏教では「大自在天」として尊格を与えられます。
この「尊格」も、ざっくり言えば役職なわけですが、仏教上では「如来」が頂点です。
役職が低い順から
天→明王→(観音)菩薩→如来
なので「シヴァ神=大自在天」は、仏教上の役職だと末席。
かなりわかりやすく、仏教がヒンドゥー教にマウントを取った形になりました。
▪️関連エピソード
https://kakuyomu.jp/works/2912051606250347865/episodes/11054822664189963411