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可愛いはせいぎ。 本日第122話が公開されます

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↓第122話
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昨夜は、ダンジョンを出たらお空が真っ黒だった…いやまぁ、夜に突入してたんだけど…その為、ダンジョン通路を辿ってセントラルマリに帰って適当な路地裏で転移して仮拠点…遠くの森の中に戻ってさっさと寝床に入ったよ!…あ〜疲れた。風呂なんて上等な物は無いので、クリーンで済ませてさっさと寝ました…マルッ!

そして翌朝…昨日と同じ路地裏(転移する前に誰も居ないのを確認済)に転移して、何食わぬ顔で冒険者ギルドに顔を出したんだけど…

「おはようございます!」「…」

あたしは元気良く挨拶してミルは無言で軽く会釈をしながら受付へと…何か、周りの視線がチクチクするような?

「あらおはよう。昨日はダンジョンに遅くまで行ってんでしょ?」「はぁ…まぁ…あの、この視線は何でしょう?」

受付カウンターによじ登って…不格好だけど、カウンター越しにヒソヒソ話をするにはまだちょっち背が足りないあたしであった…チクセウ!

「あぁ…昨日、夜遅くに戻った若いパーティーの面々がね…」

…と、併設されてた酒場で管を巻いてたそうな…あたしたちへの文句を盛大に漏らしながら。あたしら、なんかしたっけ?…そして、その実力を認識した酒場で燻っている中堅所の冒険者たちが、女子供なのに実力がある2人を…今更ながら狙っている…という話らしい…(自分たちが実力無いからって、女子供に頼るとか、自分らより実力が上の人を従えさせようとか…頭おかしいんじゃ?)

「えぇ〜…キモい」「実力差が有るのに取り込めると思ってる時点でキモい」「それに関しては同意する…けど、一度こうと思ったら執拗いわよ?…あいつら」

まさに蛇のようである。唯のハイエナのような者も居そうではあるが…

「問答無用でぶっ飛ばせば…」「はいはい、ギルド内では私闘禁止だからね?」「むぅ…」

ミルの言葉を聞いて、受付嬢は予め釘を刺す。規則としては訓練場では決闘扱いで戦う事は禁止されてないが、受付前のロビーなどでは禁止されている。戦って施設を破壊してもその日の飯にも困る冒険者たちが弁償できない事はあるあるだからだ。

「じゃあ、あたしらに突っかかっても敵わないと認めさせれば…どう?」

あたしの提案に、受付嬢はそれも悪くないと考え、少し待っててと奥へと引っ込むのだった…

「どうしてこうなった?」「ナナのせい」

訓練場の中央に佇むあたしたち。そして、歓声が湧く訓練場の観客席。訓練場の周囲には、今か今かと出番を待つ凶暴な顔触れ…の冒険者たち。更には…

「さぁ! 新人冒険者「ミルナナ」と、中堅冒険者たちの決闘大会だよ! オッズは今の所、8:2だよ! 張った張ったぁっ!」

…賭けが公然と行われていた。しかも、あの受付嬢が賭け券を売り捌いているのだ…

「えぇ…賭博、ギルド公認なの?」「財政が厳しいのかも…」

あたしは、嵌められた…と白けた目で、受付嬢を…そして訓練場を見回していたのだった…

『何これ…』『全員ぶっ飛ばせば問題解決』
『流石に殺しは駄目だよ?』『寧ろ、ナナの圧縮神魔力弾の方がヤヴァい』『うぐっ!』

人を殺すだけでなく、地形を変え兼ねない…と言外に突っ込まれて、確かにそうかもと封印する事にしたあたし…そして否応無しに事態は進んでおり、いつの間にか現れたギルド長がレフリーをするようで舞台挨拶の後、集まった殆どアウトローな冒険者たちとの戦闘開始を言い放つ…

「レディー…ファイッ!」「人の都合お構いなし?」「ヤル…」

そして、あたしたちを奪い合う為のバトルロワイヤルが始まるのだった…!

「そんなの聞いてないよぉ〜っ!」「全部ぶっ飛ばせば無問題!」「だから殺しちゃ駄目だってば!」「むぅ…面倒い」

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