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可愛いはせいぎ。 本日第98話が公開されます

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https://kakuyomu.jp/works/16818023213611987455

↓第98話
https://kakuyomu.jp/works/16818023213611987455/episodes/16818792438111726804

牛頭魔人の群にはメス個体も存在していた…そして、先にメス個体を倒すとオス個体が暴走し…ダンジョンから脱出して人間への復讐を全うするという極めて面倒かつ迷惑を撒き散らす存在へと進化する…と聞いて、嫌な顔をするあたし(何て傍迷惑な…)「オスから殲滅する」…というミルの言葉に頷くけど、いきなりブッパしたマジックアロー・レインに慌てた!「メスにも当たってるって!」「ちっ…一発じゃ倒れないか」(あのガタイ見ればタフだって分かりそうなもんだけどな…)ブモオオッ! 魔法の矢の雨からメスを護るオス数体とこちらに突っ込んでくる数体が別れて走って来る!「そこっ!」幾つかの魔法の矢を生成し、まとめて発射するミル。その結果はさっきとは違い…バババシュウ! ブモオオッ!?…どぅと倒れる牛頭魔人。眉間と庇った腕を貫通した矢に堪らず即死した模様。尚、腕を貫通した矢は両目を貫き、脳に達していた模様…無論、眉間のそれも脳を貫通して後頭部から見える程の威力だが、程なくして魔力が尽きたのか消えてしまう…ま゙っ! ガカァン! 盾を構えて接近する牛頭魔人たちを抑えるタンクゴーレムたち。固有スキルのタウントを一定間隔で発動しているのだが、ヘイトは依然としてメスに攻撃したミルに向けられていて剥がす事ができないでいたみたい…何て執念だろう!「ようし…牛の背後から撃てば…」神魔力の威力を調整し、放つ…その名も!「ゴッズ・マジックボム!」そのまんまかい…と呆れるミルの視線をモノともせず、現れる極小の光球。そして弾ける! カカカッ! ブモッ…牛頭魔人たちは、背中を狙い撃ちされ…盾に力無く倒れ込み、そのままズルズルとずり落ちて行くのだった…「うわ…エゲツな」と呟いたミルが、どんな風になったのかと覗き込んでいる。あたしも覗き込んだんだが…身体の後ろ半分が削り取ったかのように喪失しており、その様子を最初から見ていたメス防衛隊の牛頭魔人たちは戦意喪失して逃げ出したのだが…いや逃げるんかいっ!(メスを抱えて逃げ出してたよ(苦笑))「うはぁ…これ、魔石残ってるかなぁ?」…と、こちらも負けず劣らずに暢気にそんな心配をするのだった(苦笑)

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