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https://kakuyomu.jp/works/16817330661446232417↓ 177 アイテムボックスに拘って… その177
https://kakuyomu.jp/works/16817330661446232417/episodes/16818093080752999660現在、2024-07-12(金) 14:30です。
202-07-12(金)の21:00に第177話を予約投稿します。
取り敢えず、修繕はしたものの…耐久値も落ちたショルダーバック(アイテムボックス)の後釜は用意しておくに越したことは無い…という訳で、革素材が無かったので調達に出掛けるのは問題無い筈だっ!…という訳で、新作のショルダーバックの素材を取りに草原に向かうことに…いや、草原のウルフ程度じゃ使い物にならないので、その更に奥の森に行くんだけどね…
「あ~…タナミナには悪いけど手伝って貰った方が楽だからなぁ…つか、まだ居るかな?」
という訳で公用ギルドに向かう甲司。
「鍛錬場はっと…おお、居た居た」
広い鍛錬場を右から左へと見回すと、端っこでへばっているタナを見つけた。ミナはというと、何か走り込みしてるんだけど…大丈夫か?(タナがミナに体力的に負けてるって意味で)
「お~い! 大丈夫か?」
「あ、兄ちゃん。うん、まぁ…疲れて休憩してるだけだから。あ、ありがと」
甲司から水袋(流石にペットボトルなどの工業用品はほぼ絶滅しているので、魔物や動物の皮を利用して作った水袋を…という訳だ。一部の金持ちはガラスの容器を使ってたりするが、あれはすぐ壊れるからなぁ…)を受け取ったタナがごくごく水を飲んでいる…ミナが冷たい目でこちらを見ているが気付いてない模様…タナの今後の扱いが…いや、そっとしておこう(ォィォィ)
ちなみに水袋は普通の皮製品なら売ってるので金を回す為にも積極的に買っていたりする(必要最低限には、ね)
「甲司兄様ぁ~!」
…と、油断してたらミナがこちらに向けて走って…やばっ!?
「がっ!?」
「痛い…」
流石に肉体強度が違うのか…僕は目がチカチカする程に痛いのに、ミナはおでこを押さえるだけで済んでいるし…不公平な(何で頭突きを…やるならタナにだろうっ!?…って思った僕は悪くないよね?(苦笑))
んでもって、新しいショルダーバックの素材を採りに出掛けたいと訊いたら、ミナは一も二も無く賛成してくれた…タナはもう少し休みたいって文句いってたけどね?(苦笑)
「まぁ…僕も頭痛いし、少し休ませて貰うけどね…」
と返したら、ミナが恐縮しまくってペコペコバッタみたいに謝ったけども…今後、気を付けてくれれば…もっとレベル差が出た場合、脳みそパーン!…ってなりそうで怖いからね(苦笑)
ってことで、…今日はこの辺で!