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アイテムボックスに拘って…をアップ! 142

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https://kakuyomu.jp/works/16817330661446232417
↓ 146 アイテムボックスに拘って… その146
https://kakuyomu.jp/works/16817330661446232417/episodes/16818093077894988616

現在、2024-05-30(木) 15:38です。

202-05-30(木)の21:00に第146話を予約投稿します。

「数日ぶりだな、匣岬 甲司(はこざき こうじ)くん…」
「そ、そうですね…」

そんな挨拶から始まったこの部屋の空気はどちらかというと…重い。それもその筈…その後ろには、毒見役を買って出たメイドさんと(先にコーヒーを一口飲み、5分経ってからコーヒーカップを少尉に渡してたけど…それ、冷めてないか?)2人の隊員が控えてた(多分、外にも何人か居るっぽい)

(名前とか知らない人たちだけど、できれば殺意も控えて欲しいなぁ…ハァ)

冷えたコーヒーを啜り、思い出したかのように次の句を口に出す少尉。

「先日、戦車に襲われたと聞いたんだが…事実か?」
「え?…あ、まぁ…表の道路はその後修繕したのでそこそこ奇麗なもんですけどね…」
「そうか…」

間接キスなんじゃないかなと思いつつ、返事をしながらメイドさんを見ると、頬を染めて何かモジモジしてた…何だかなぁ…と思いつつ、やっぱ意識してんのね…と思いながら視線を少尉に戻すと…視線が後ろに向いていた。何か事務的な会話をしてるんだと思うけど…ラブロマンスしたいなら、他所でやってくれませんかねぇ?…と思っちゃったよ(メイドさんの嬉しそうな顔を見て)

「甲司くん、今日はこれを渡しに来た…」

つつーっと、よくバーなんかでグラスを滑らすようにある物を滑らせる少尉。いや、別にお酒入りのグラスを滑らしたんじゃなくて、カードサイズの…身近な似てる物といえば、タナミナ兄妹やルミさん風華さんも持っているギルカだろう…

「これは…って、え?」

表面に刻印されている文字を読めば、探索者ギルドのギルドカードに酷似している。

「そいつは特別製でね…取り敢えず、手に持って魔力を通して見てくれ」
「では、し…失礼します」

ぽわっ…ひゅ~ん…

魔力が籠ると淡く光り、カードの上に薄く光る小窓が表示される。それは、ステータスの小窓でそのままでは誰にでも覗き込める状態になっていた…

ってことで、…今日はこの辺で!

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