こんなやり取りがあったとかなかったとか。
◇
「それで主、まず一手目は?」
「そうだな……やはりラクテの妾のやり残しから片付けようか。ふむ、一度皆に説明せねばならんか」
「カナ……ラーズ閣下をお呼びします」
「うむ、他に四騎士……四大将も呼んでくれ」
「プフッ」
「ダメだ! あれだね、一度レオと思って話しちゃったから気合い入れないとボロが出ちゃいそう。ラクテの記憶も鮮明になって色々混ざっちゃう……」
「今はふたりだから良いけど、みんなの前では気をつけな~」
「最初にカナトって言いそうになったのレオなのに……」
「だってアタシまだラーズとちゃんと話してねーもん。アタシん中じゃまだカナトの方が馴染むんだもん」
再会した嬉しさが勝って、どうしてもこの感じを忘れたくなくて、ついつい昔の雰囲気に戻ってしまう。
これじゃいけないと自分の頬を叩くネフィリム。
「ふざけるのはここまでにしようか、じゃあみんなを呼んで」
気合いを入れなおすネフィリムだった。