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皇太子についての追記

いつも読んでいただきありがとうございます。

皇太子の表記について、再度こちらに掲載させていただきたいと思います。

前回も記したように、

王国(国王)の世継ぎ → 王太子
帝国、天皇の世継ぎ  → 皇太子

というのは重々承知しております。 

元々私の中に、国→王国、世継ぎ→皇太子というイメージが強くありまして(もちろん、王国=王太子、皇太子=帝国というのはわかっておりますので、上記二つが同居しないということは理解しています)、小説を書くにあたってどちらに統一しようか悩んでおりました。

そこでいろいろ調べたところ、日本では明治時代に翻訳の関係でイギリスの後継者を皇太子と呼ぶように定めたことを知りました。
(日本では次の天皇を皇太子と呼んでいた関係上)
つまり、王国(国王)でありながらその後継者を皇太子と呼ぶ、ということです。

その経緯をふまえ、以下1)〜3)のルールで書こうと決めました。
(前回の近況ノートに記したものに追記しています)

1)西洋の貴族社会をベースにした世界観ではあるもののあくまでファンタジーである(現在の定義に基づいていない部分はあるが、それはこの物語世界でのみ有効とする)

2)作中では第一王位継承者のみ『皇太子』とし、それ以外は『王子』『王女』とする

3)第一王位継承者はその他の王子とは明確に区別したい。
そのためにあえて呼び方を変えるというのもファンタジー世界であるからこそ可能ではないか

もし私が歴史小説を書いているのであれば、今すぐにでも表記を改めるべきですし、そうします。
ただ、私が書いているのはあくまで自分の中で創ったファンタジー世界です。

また、正直なところを申しますと現時点ですべての表記を変更するのは難しいと思っています。

もちろん、読んでくださる方あってこその小説であると思っていますので、読み手の方にご不快やご負担をかけるのは本意ではありません。

今回の表記でご不快になられた方がいるのであれば、申し訳ないと思っています。
気にならないよ、もしくは気にはなるけれど読むよ、と思っていただける方には今後も読んでいただけるととても嬉しいです。

いずれにせよ、混乱を招く書き方はいけないと反省しましたので、次作からはそういった点も気をつけていきたいと思います。

長々と書いてしまい申し訳ありません。
ここまで読んでいたただきありがとうございました。

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