※会話文オンリーの台本形式
貴「どういうつもりだ総司郎!」
総「あ?」
貴「さっきの戦いで君、僕の事を庇っただろう!」
総「む、」
貴「言い逃れしようったって無駄だぞ! 左肘のところ! 怪我してるの見えてるんだから、もう、治療くらい素直に受けなよっ」
総「気づかなかっただけだ」
貴「〜〜ッ! あのな、君に僕がどう見えてるのか知らないが、僕はちゃあんと戦えるんだ。言っとくが魔法の使い方だって君より上手い! こないだ発現したばっかりの人に守られる筋合いはないんだからな!」
総「……」
貴「面倒臭そうな顔をするなよ! 君ね、僕を馬鹿にして、」
総「悪かった」
貴「ぬ、」
総「馬鹿にしたことも、下に見たこともねーよ。テメーが余程上手く戦えるのもわかってる」
貴「ッなら、」
総「だが、反射で身体が動いちまったんだ、仕方がねーだろう」
貴「……」
総「テメーを仲間だと思ってるからだ。気に食わねーなら何度でも謝罪してやるから、矛を納めちゃくれねーか、白國」
貴「…………あの、……あのね、違うの。違うんです。君が僕を馬鹿にしてるなんて思ってないよ。そんなことしないってわかってます。それに、君は魔法の使い方だってもう僕と遜色ないほどだし、だからその、違くて、」
総「ン、」
貴「僕のことを庇って、君が怪我をしたのが嫌だっただけなんです。言い方が、キツくなってしまって、……ごめんなさい」
総「いや、俺が下手を打ったのが悪ィ」
貴「君は悪くない! ……守られるほど弱い僕が悪い…………」
総「…………あのな、俺は多分、今後もとっさに同じことをするだろうよ。だから、その時はテメーが俺を守れよ、白國」
貴「! 総司郎」
総「俺がテメー守って、その俺をテメーが守ってくれンなら、二人とも無傷だ。そうだな?」
貴「う、うん! そう。そうだよっ!」
総「ふ、……じゃアもうこの話は終いだ。もっと有意義な話にしようぜ」
貴「有意義な話……あ、さっきメーリンが魔法の使い方ミスって眉毛焦がしてたのを見たよ」
総「ククッ、アイツ段々眉毛短くなってねーか」
貴「ぶっ、くく、あはは、やめてよ総司郎! 次会った時どんな顔すれば良いんだよぉ」