42話より登場するトウショウ。モデルは魏の董昭。初登場ではソウソウにコウソンサンの敗北とエンシュウの動向を報告するという役目で登場したが、演義ではこの報告は満寵の仕事。
だが、正史によるとこの時の満寵の役職は許(曹操の本拠地)の令(長官)か汝南太守(汝南郡(郡は日本でいう県相当)の長官、県知事)だったそうなので(移った時期がはっきりしない)、地方長官にではあんまり自由がきかんだろうということで交代した方がいいと判断した。まあ、董昭も似たような立場なんだが、話に出てくるエンシュウ(袁紹)やチョウヨウ(張揚)と縁があったので採用した。
この時の董昭の地位は河南尹、首都洛陽を含む一帯の長官で日本だと都知事的な立場。ただ、この時洛陽は董卓が遷都の時に焼き払われてたし、本編でも書いたが、曹操に命じられて張揚配下へ説得に赴き、すぐに役職も移ったのでどの程度河南尹として働いてたのかは不明。董昭が河南尹だったのは一年あるかないかぐらい。ちなみに董昭の後は長らく夏侯惇が河南尹を務めることになる。
董昭の容姿がギャルっぽい感じなんだが、こんな見た目の娘がさらっとエグい策を建てたり、真面目な感じだったら面白いかなという軽い気持ちでやった。申し訳ない。