皆さん、こんにちは。莧子です。
《勇者スパイ》は無事に完結いたしました。ここまで応援してくださった皆さま、本当にありがとうございます。読んでいただけたことが、何より嬉しいです。
連載開始からちょうど二か月ほどが経ちました。時間の流れの早さに驚くばかりで、まるで昨日第一話を投稿したばかりのような気持ちです。
以前お話しした通り、本作は「より多くの方に楽しんでもらえる作品」を目指して挑戦したものです。各話の文字数を意識するのはもちろん、セリフのテンポや物語の進み方など、いろいろな部分を模索しながら書いてきました。書き進めるうちに、「ああ、これがWeb小説なんだなあ」と実感する瞬間もあって、今もとても楽しく取り組めています。
ちなみに本作の発想は、実は《普通に生きたい私》第9話のこの一場面から生まれました。
澪は勇者パーティーを追い出された魔王軍のスパイが主人公の作品について楽しそうに話していたが、麻央の視線に気づくと、向かいの空いた椅子へ視線を移し、困ったように笑った。
最初は「いかにも今どきのライトノベルっぽい設定」を軽い気持ちで考えただけだったのですが、思いのほか「これ、けっこう面白いかも?」と思えてきて、そのまま書き始めました。
面白いことに、気楽なラブコメだからきっとスラスラ書けるだろう、と思っていたのに、実際はまったく逆でした。何度も内容に迷いが生まれ、設定が気になってしまい、「ラブコメだから」と割り切ることがなかなかできず……。試行錯誤を重ねて、ようやく自分なりのバランスを見つけられた気がします。実際に書いてみて、エンタメ寄りの作品の難しさを改めて実感しました。
気づけばたくさん語ってしまいましたね。少し照れくさいです。
「読者のみなさんに楽しんでもらいたい」という気持ちは、ずっと変わらない私の創作の原点です。もし《勇者スパイ》を読んで少しでも楽しい時間を過ごしていただけたなら、それ以上に嬉しいことはありません。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。しばらくは少しお休みをいただいて、別のことをしたり、他の方の作品を読んだりしようと思っています。その後のことについては……また改めてご報告できればと思います。
それでは、またどこかでお会いしましょう。
ありがとうございました。