先日、「エルピラ・サイクル(作品群)」の関連作品短編をまた一つ公開しました!
でも、ルネサンス風異世界&アクションなしのオカルト小説、さらに題名イタリア語というニッチすぎるお話なのでぜんぜん読まれないwww
・『Confessio Haeresis 〜異端の告白〜』
https://kakuyomu.jp/works/16817330656366681928 もとはとある「告白」がお題の短編コンテスト応募作…にして同じ世界観で描かれる異世界ファンタジー作品群「エルピラ・サイクル」の一作でもあり。
題名は「コンフェシオ・アエレジス」と読みます(※ラテン語で「異端の信仰告白」の意)。
偽史&隠秘学(オカルト)小説といった感じですが、今回は珍しくちゃんとファンタジーになってる!w
舞台は本編よりも100年ほど前の時代。古典回帰運動が起こり、教会の教えが絶対であった中世暗黒時代から、古代の文化を復興し、自由な気風の近世へと世界が変わろうとする過渡期、異教の徒によって古文書に封じられていた〝悪魔召喚魔術〟が復活するまでの経緯を描くお話です。
本作だけ読んでもわかる独立した作品ではありますが、関連作品の
『Primum Prophetae 〜はじまりの預言者〜』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890022863 と
本編
『El Pirata Del Grimorio 〜魔導書の海賊〜』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889619569 の間を結ぶミッシングリンク的作品ともなっております。
〈あらすじ〉
聖暦1400年代中頃、神聖イスカンドリア帝国・北ウィトルスリア地方フィレニックの神学者マルサリーノ・フェッチーノは、古典回帰運動に傾倒するフィレニックの権力者・名門メディカーメン家の当主コジコの命により、古代イスカンドリア時代に書かれた古文書の翻訳作業に当たっていた。
そんな中、〝メリクリウス文書〟と呼ばれる一群の文書類を翻訳していたマルサリーノは、古代に存在していたらしき〝クノウビス〟という異教の結社と、そして、彼らが記した〝魔導書〟なる書物を知ることとなる……。
※豆知識
本編では「フィレニック公国」となっていますが、この時代にはまだ帝国領内の自由都市という位置付けにあります。