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【最英元ネタ解説コーナー3】

【第21話 おん・ざ・しっぷ えぶりでい Ⅰ】
〇「俺の地元じゃ、『10万■ルト』とか『かめ■め波』とか『ア■ンストラッシュ』とか『インビ■ブル・プロヴィ■ンス』とかみたいに必殺技なんて一人に一つ、当然のようにあるんだぞ!?」

多いので順番に一つ解説。
まずは『10万■ルト』、元ネタは言わずもがな『ポケットモンスター』のでんきタイプのわざ『10まんボルト』。
アニメにおけるサトシのピカチュウの必殺技であり、ゲームに置いても威力90(BWまでは95)、命中100の優秀な技として有名。
ポケモンをよく知らなくても、ピカチュウと10まんボルトは知っているという人も多いのではないでしょうか。

次は『かめ■め波』、元ネタは『ドラゴンボール』における亀仙流の必殺技『かめはめ波』。
両手を前方に突き出し、凝縮した気(ここでは体内の潜在的パワー)を掌から放出する、気功波の一種。最初期に登場した技にも関わらず、ドラゴンボール終盤まで様々な活躍を見せてくれました。
ちなみに登場キャラの一人、天津飯にはこの技が大小関係なく根本的に効かないらしい。……じゃあセルのかめはめ波はお前が止めれば良かったのでは(禁句)。

次は『ア■ンストラッシュ』、元ネタは現在(2022年9月18日)アニメ絶賛公開中の『ダイの大冒険』における勇者アバンの必殺技『アバンストラッシュ』。
武器を逆手に構え腰を低く捻る姿勢が最大の特徴であり、誰もが一度は傘かなんかで真似したことでしょう。
作中の解説によるとこの技は「アバン流殺法3つの基本形大地を斬り、海を割り、空を裂く事を身に付けた者が、その全てを用いて切り裂く奥義」だそうです。

そして最後が『インビ■ブル・プロヴィ■ンス』、元ネタは『Re:ゼロから始める異世界生活』より『インビジブル・プロヴィデンス』。ちなみに『不可視なる神の意志』と書いて『インビジブル・プロヴィデンス』と読む。(中二病)
主人公ナツキ・スバルが魔女教大罪司教「怠惰」担当ペテルギウス・ロマネコンティを撃破した後に手に入れた能力で、スバル自身にしか見えない、漆黒の魔手を出して操る能力。
ただし元のペテルギウスとは違い、スバルは手を一本しか出せないうえに、射程もごく短く威力も低い。さらに使用した後に「自分が汚されていくような喪失感」や「得体のしれないものが目覚めるような感覚」があるというなかなかピーキーな技になっています。
でも、この技が後々ストーリーで様々な活躍を見せるのだから、リゼロはやっぱ神なのである。


〇「ふふふ、聞いて驚け見て笑え!」

元ネタは『おじゃる丸』より、小鬼めらことアオベエ、アカネ、キスケの小鬼トリオがおじゃる丸と遭遇した時のセリフ。
彼らはおじゃる丸と遭遇するとまず「合体!」と三人タワーを作り、その後「聞いておどろけ!(キスケ)」「見て笑え!(アオベエ)」「我ら、エンマ大王様の一の子分!(アカネ)」と3人で分担してセリフを喋り、最後に三人扇に変形して「アオベエ!」「キスケ!」「アカネッ!」と名乗るがお約束である(なんで一々こんな面倒な事を)。
なお、一見するとこの小鬼トリオはおじゃる丸からシャクを奪おうとする敵役のように見えるが、元はと言えばおじゃる丸がいたずらで盗んだシャクを取り返すために活動しているので、実は寧ろこっちの方が正義だったりする。


〇『名付けて『ローリングサンダー』だ!!!」

とりあえず回転する技にはこの名前を付けておけ的な感じのこの『ローリングサンダー』ですが、厳密な元ネタは不明。
一応ベトナム戦争での爆撃作戦だったり、1986年にナムコが販売したスパイ映画のテイストのある業務用アクションシューティングゲームに『ローリングサンダー』というものがありますが、これが今の世の回転技における『山田太郎』的な枠になった『ローリングサンダー』の元ネタなのかは分かりません。
ちなみに一般的に『ローリングサンダー』は『轟く雷鳴』という意味だそうです。(意外とカッコいい)


〇「エクス……カリバー!!!!!!」

元ネタは『アーサー王伝説』における聖剣エクスカリバーから。
Fateを知る人はもちろん、これはそれ以外の人でもなんとなく名前は知っているレベルの超有名な聖剣ですね。
なおハルマのこの技自体は、太陽光を剣で鏡のように反射させて相手の目を眩ませるというものなので、実は元ネタは『Fate』の宝具『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』ではなく『ドラゴンボール』の『太陽拳』だったりする。(太陽拳ならぬ太陽剣)

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