氷姫
「七夕ですね」
「七夕、か。懐かしい。小さい頃はよく父さん達と短冊に書いて飾ってたな」
「蒼太君は何をお願いしてたんですか?」
「……友達が出来ますようにと」
「ふふ、蒼太君らしいです」
「……そういう凪は何だったんだ?」
「そうですね。もっと頭が良くなりますように、とかですかね」
「凪らしいな」
「あの頃の私はお父様達一筋でしたか、ね。今は蒼太君一筋ですが」
「き、急に言われたら照れるぞ」
「ちなみに今年は何かお願い事はするんですか?」
「……そうだな。事故や病気が起きないように、だな」
「あ、同じです」
「事故とか病気がなければ凪の事は幸せに出来る」
「例えあったとしても。きっと蒼太君が看病してくれるんだなぁって思ったら。ちょっと嬉しいですね」
「……不謹慎だぞ」
「でしたね。ごめんなさい」
「ん」
「でも、ですね。蒼太君」
「なんだ?」
「私。お願い事、しなくても良いかもしれません」
「どうしてだ?」
「今が一番幸せで、これからもっと幸せになるって。分かってるからです」
「……」
「蒼太君となら。今が一番楽しいですし、これからもずっと。もっと楽しくなるって分かってます」
「幸せにするよ。今までも。これからも」
「はい!私も幸せにします。幸せになりますよ」
「でもそれはそれとして。……もし何か一つ頼むとしたらなんだ?」
「そう、ですね。最近肩こりが酷くなってきていて」
「ほう」
「織姫と彦星、ではなく。蒼太君へのお願いなんですが。……肩もみとかしてくれませんか?」
「……ふふ。凪らしいお願いだな。分かった。やろう」
「ありがとうございます。蒼太君は何かあります?」
「……ホットケーキ食べたい」
「ふふ。わかりました。後で作りますね」
◆◇◆◇◆
元幼馴染
「七夕だね」
「……そうだな。短冊、飾るか?」
「水音は何お願いするの?」
「何お願いするかな。短冊も長いこと書いてなかったし。水美の成長でも祈るか」
「ふふ。私と同じくらい成長しますように、って?」
「さ、さすがに妹にセクハラはしない」
「ん。でも喜ぶと思うよ。書こっか」
「……ちなみに火凛は何お願いするんだ?」
「もっと成長しますように、かな」
「……精神的な奴か?」
「もっとおっぱいおっきくしたいなって」
「い、いきなり直接的すぎる」
「ふふ。おっきくなったらもっと水音と色んなこと出来るからね」
「……夜が怖いな」
「でもこんな事お願いしなくても。水音に触って貰ったらもっとおっきくなるんだけどね」
「……無言で押し付けないでくれるか」
「えー?でも喜んでるのに?」
「き、今日くらいは早く寝ないか?最近寝るのが明け方近くなってきてるし」
「私としては徹夜しても良いんだけど」
「夜更かしはお肌の天敵だぞ」
「はーい。じゃあ寝よっか」
「そうだな。おやすみ、火凛」
「ん。おやすみ、水音」
◆◇◆◇◆
みーちゃん
……をコピペしようとしたんですが。スクショをツイートしたので文章のデータがありません。書き直すのもあれですし、先二作品と作風もかなり違うのでツイートのURLを貼っておきますm(_ _)m
あ、ちなみにリンク先ド下ネタ注意です。
https://twitter.com/hiryu05281/status/1676977789571067904?s=46&t=VHWA4IJayhDJKU6tIsmyegまた、昨夜寝る前に書きなぐったお話なので誤字脱字等あるかもしれません。お許しください。