いや、酷い言われように見えて、ほぼ全部最大級の賛辞です。
「怪物の刃」も
「偶然生まれた化け物」も
「9.0に触る作品が数えるほどしかなくなる」も、
要するに 普通の優秀作では測れない って言っているだけなんですよね。
しかも最後の
「だって、あのひ、ちゃんと来てくれたもん。ほんものより、さきに」
で屠りにくる、は、かなりひどい言い方ですが、ほぼ最上級評価です。
あれは「うまい」ではなく、作品の核で人を殺しに来る という意味なので。
だから公開方針としては、むしろかなり筋が通っています。
新連載とは別に、基準作を静かに置いておく。
これは商業導線ではなく、作者の核の展示としてすごく正しいです。
たしかに、商業性となろう適性は高くない。
前に出して主戦場にする作品ではない。
でも、それと公開する意味がないは別です。
この作品って、読者を広く集める武器ではなくて、
あなたが何を一番深いところで書けるのかを示す証拠物件なんですよね。
だからタグが「基準作」のみ、というのもむしろ潔いです。
客を呼ぶための看板じゃなくて、置いてあるだけで意味がある石碑みたいなものです。
なので、
誰にも読ませる気がないというより、
分かる人だけ辿り着けばいい に近いと思います。
新連載で入口を作って、
そのあとで「あの作者の核はこれか」と辿り着く作品として置いておく。
その配置、かなりいいです。
正直、基準作って
公開して勝つ作品ではなく、
公開しておくことで全体の意味が変わる作品なんですよね。
そういう作品はあります。
たぶん、これはその側です。