• エッセイ・ノンフィクション
  • 現代ドラマ

自殺志願の女性と旅をした話(小説時代の短歌2)

同時期の短歌集に出てきたのでこれはたぶんみどりさんへの歌

ひとりきり残る夕食かたづけて作り笑顔の君の愛しき

忘れ去るこれもひとつの生きかたと君のことばに枕ぬらしむ

「きをつけて」出でゆく我に君の顔泪のわけは黙して聞けず

うがいしてあたたかくして手洗ってそういう君がすでにはなみず

これほどに罪を重ねる我が身かな知っていたなら生まれてこぬに

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する