いつも応援ありがとうございます、細川雅堂です。
第一部を完結させたあと、筆を置こうとした瞬間に――
どうにも胸の奥から湧き上がってくるものがありました。
それは、
「お縫という女の“工夫”が、まだ描き切れていない」
という感覚でした。
本編では物語の流れを優先したため、
どうしても語りきれなかった“生活の知恵”や“江戸の工夫”。
大奥の片隅で、お縫が静かに積み重ねてきた小さな改革たち。
それらを、別視点・別軸のスピンアウトとして描きたい。
そう思い、カクヨムでは本編とは別に
「下女お縫の工夫編」
として連載を始めることにしました。
第一部・執筆済み(全10話)なので、
第1話~3話を本日19時から一挙公開します。
本編とは違う呼吸で、江戸の生活、道具、制度、粋――
そうした“細部の美しさ”をじっくり描いていきます。
大見得を切った前作の宣言を裏切るつもりはありません。
むしろ、あの宣言があったからこそ、
お縫という人物の奥行きが見えてきたのだと思っています。
これからも、あなたと一緒に物語を育てていけたら嬉しいです。
細川雅堂