読者の皆様
いつもお世話になっております。
富士田けやきです。
何よりもまずはこれだけ長く続いた作品を読了いただいた皆様に深く深く感謝いたします。とにかく長くなりました。6年? 7年? 自分でもよくわかりません。
当初は修行のつもりで書き始めました。
若気の至りから色々ありまして、焦りに焦って焼死体。まあ、もう社会に出るのは確定だから焦らずに腰を据えてじっくりとまじめに、いったんウケを意識せずに書きたいものを書こう、と。そんなことを考えておりました。
僕は簡素なプロットを書いたらすぐに書き始めます。初期キャラクターはアル、アルレット、カイル、ファヴェーラ、アルフレッドそれだけです。
カールすらいません。
ウィリアム・リウィウスすらいないのだから大したもんです。
構想としては成り上がり→息子に殺される→エモい(当時はない言葉です)。本当にそれだけでした。あらよっと大風呂敷を広げて上手くさばくのも修行修行、とお気楽に始めたのが運の尽き。せいやせいやと書き進めてキャラクターもバンバン出して地名も出せば時間もソォイと進め、気づけばあれってなんだっけ、というのが多発する自縄自縛の完成です。本当に、これまた色々あって書き直す機会を与えられたのはありがたかったです。基本何でも読み返さない主義なので、本当に、序盤と終盤の乖離はひどかった……国がね、全然違う場所にありましたから(汗
(なのでWIKIを作ってくださったのは本当にありがたかった。感謝感激雨あられ、参考にしてます。たぶん僕より詳しいんじゃないでしょうか。おかしな話ですが)
本日、ようやく完成を迎えられたのは奇跡です。それなりの終わりを迎えられたんじゃないかな、と自画自賛、もとい安堵しております。
まあ、書きたいところは前話に集約されておりますので、最後の一話は俗にいう蛇足かと思いますが、ほんのちょっとくらい救われてもいいかな、と書きました。
息子編などもありましたが主人公は一貫してウィリアムのつもりです。
それを打破するための箔付、そのための旅、というのがメタ視点での話ですし。
なので彼の旅路の終わりがカルマの塔という作品の終わりで、前後のお話はいつか書きたいところもありますが、基本的に蛇足ですので割愛させて頂きました。
書籍版のように白熊編、みたいな感じであれば差し込むのもやぶさかではありませんが、話の流れに入れちゃうといくら何でもテンポが、なんて考えたり考えていなかったり、そんなこんなでこれはこれで完結とさせていただきます。
長らくのご愛顧、本当にありがとうございました。
ここまでがあとがきのようなものでここからはご報告となります。
皆様もそろそろお気づきかと思われますが書籍版、売れませんでした。奇跡を期待してご購入いただいた方々もいらっしゃるでしょうが、残念ながら現状続刊というのはございません。すべて私の力不足です。申し訳ございません。
おっぱいが足りなかったのかなぁ、と宇崎ちゃんを読みながらしみじみ黄昏ている今日この頃です。僕もかつてはれでぃばとを購入していた口なので、おっぱいの強さは嫌というほど理解しております。猛省ですな、ガハハ。
悔しさはありますがそこは商業、前職はサボリーマンとして商社勤めをしておりましたから、自分が良いと思っても売れない商品に力を尽くす無意味を理解しているつもりです。売れずに力を入れてほしいなら別に付加価値が必要でしょう。僕はそこを怠りました。作品外での努力を一切してきておりませんし、そもそもアマチュアだからそんなの要らないと突っぱねてきました。
書けばええねん書けば、と皆様が当たり前のようにしている全てを放り投げ、最善を尽くさなかった以上、この結果は必然だったかと思います。
期待してくださった皆様、本当に申し訳ございませんでした。
僕が拾っていただいたレーベルは作者ではなく作品での繋がりですので、今の僕は書籍化したことがあるアマチュア、となります。
そろそろいい年、ゴルフやらジム通いなど千年前に飽きた趣味は遥か彼方、もう僕には誇張抜きに小説以外何も残っていません。LOLは脳みそ筋肉なので万年ブロンズ、FF14はヌルゲーマーなのでレイドをせずマクロお化け、ポケモンは何故か色違い厳選をはじめ心が消えて消滅しました。
僕には何も残っていないのです。暇なのに。
なのでまあ、このまま終わるのも癪ですし今後はもう少し色々やっていこうと思います。もちろんアストライアーなど別の小説は引き続き書いていきますが。
というわけで昨日未明についったーを開設しました。
何をするのかは何も決めておりません。小説家のSNSって皆さん何してるんだろう? イラストレーターの方々ならわかるのですが。
まあ、しばらくはカルマの塔豆知識とかになるのかな、というかそれぐらいしか皆様に求められている情報なんてない気がする。
ちなみにこれって不適切な記載になるのでしょうか、書いた後で横に連絡先の記載、執筆活動とは関係ないあれこれ、って気づいて震えています。
でも消さない。連絡先は載せてないから許していただきたい。
あまり長々と、というか十分に長いですが、書いても仕方がないので、
ここいらで締めさせていただきます。
重ねてになりますが長々続いたカルマの塔を読んで頂きありがとうございます。
しれっと主人公が死ぬネタバレが入っておりますがあとがきですのでお許しを。
本当はいいご報告がしたかったのですが力不足により悲報となってしまい、こちらも改めて申し訳ございませんでした、と謝罪させていただきます。
カルマの塔は終わりましたがこの世界のお話はまだ続くかもしれません。
お得意の種まきは作中でもパッパッとしておりますし風呂敷も宇宙規模の奴をばさーっと広げたまんまですので。いつか綺麗にまとめたいですね。
それでは皆さんごきげんよう。
しばらくは我が家でゆっくりしてます。ミストヴィレッジというところにあるんですがね。エオルゼアはとてもいいところだ! みんな、早く戻ってこーい!
お粗末様でした。