春は素晴らしい。 鼻孔をくすぐる沈丁花の香りに弾む君の笑顔を、桜が讃える。 夏が待ち遠しい。 僕の名を呼ぶ君の声に、蝉時雨も蚊帳の外へと消える。 秋が待ちきれない。茜色の空を眺める君は灯火のように儚く、美しい。 冬は 「お前、何気持ち悪い文章書いてんの?」 はんじょう!? え、どうして?いつの間に? 「いや、ここ楽屋だろ。台本読んでんのかと思ったら気持ち悪りぃ。春だの夏だの、お前引きこもってるから分かんねえだろ。」 はんじょう、それは文学に対する冒涜だよ。 「好きな子でも出来たのかよ。」 そ、それは。 「まぁいいや。ほら、リハーサルの時間だから行くぞ。」 楽屋から去る背中に言葉は出ず、溜め息と共に紙は丸めて窓から投げ捨てた。 春風に乗り紙屑は青空を舞う。 2人の恋の行方は、捨てられた紙屑はどこへ向かうのか。 おにやの本当の気持ちを唯一知る紙屑にもその行方は分からない。 冬は忘れない。はんじょう、君が産まれた季節だ。
ネガティブな話が嫌いなので、なるべくそれらを表に出さないように心がけて執筆してます。 どの話もそのとき持てる力の全力で書いていますので、ぜひ読んで下さい。 モットーはハッピーエンド。剣と魔法、恋愛物、八十年代のロボットアニメが大好きです。
「エルフ奴隷と築くダンジョンハーレム」 「うちのメイドと結婚するためなら俺はハーレムを作る」 ほか色々準備中です!
どうも。 一生冬でも良いのにという暑がりさん、歓迎します。
名前の読みは「かもやま けいすけ」 第9回オーバーラップ文庫大賞にて、書籍化が決まった人。 現在第二巻まで発売中です! 特撮ヒーローとカードゲームとホビーアニメが大好きなありふれた変態です。 王道なストーリーが大好きなので、書いてる作品もそんな感じになると思います。 最近は漫画原作を頑張ってます。
いちおープロのラノベ作家。 代表作は、 ・佐伯さんと、ひとつ屋根の下(ファミ通文庫) ・廻る学園と、先輩と僕(同上) ・放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ(同上) ・週四で部屋に遊びにくる小悪魔ガールはくびったけ!(GA文庫) ・槙坂涼は退屈を好まない。(アルファポリス文庫) 読む・書く以外の趣味は、ボカロ音楽とMMD。 そして、図書館学。
猫派の健康です。 ファンタジー世界が好きで書き始めました。