予告どおり徹夜で書き上げました。ヒロインの告白回です。
今回は作者が高校生のときに国語の教科書で読んだ、井伏鱒二先生の『山椒魚』の話を引用しました。
初めて読んだ当時、作者はこれをただ『間抜けな畜生(両生類)の話』としか思いませんでした。
ですが嫌なことを避け、楽なほうへ楽なほうへと流され続けた結果、自分がろくなキャリアもない大人になってから気付いたのです。『ああ、今の自分はあの山椒魚そのものじゃないか』と。
これを読んでいる読者の方々、特に未来ある若者にはそのような人生を送ってほしくないと思い、説教臭いとは思いながらもこうして補足を加えさせていただいた次第です。