父は言葉より行動が先に出る男だった。
娘は言葉を素直に受け取れない少女だった。
妻は二人を繋いでいた架け橋で交通事故で亡くなった。
架け橋を失った父と娘は言葉を失った。
娘は家を出た。
ある日、父と娘は些細ないさかいから歩道橋から落ちた。
気づけばそれぞれが別の場所で異世界に転生していた。
同じ世界のどこかにいると、神は言った。
〇第一部:父娘転生〜仲間思いとひねくれ者、言葉が届くまでの異世界譚〜
父は娘を探すために転生時に姿を変えなかった。体だけ動けるように若返らせた。
娘は父を避けるために、逃げるために姿を変えた。だが、完全には離れられず父を追った。
父は娘の正体に気づかない。
娘は父の正体を知っている。
その非対称が、異世界の中で新たな二人の絆を生み出す。
言葉が届くまでの、父と娘の物語。
〇第二部:母娘転生〜仲間思いと心の架け橋が、絆を取り戻すまでの異世界譚〜
母は魔法教団に騙され、聖女として異世界で得たスキルを駆使して人を洗脳していた。
娘は母が異世界にいることを知り、海を渡り探す旅に出た。
娘は母であることを知っている。母は姿や名前が変わった娘が、娘であることを知らない
次々に襲い来る教団の魔の手、娘は懸命に戦う。
それを裏で操っているのは母だった。
その非対称構造が物語を動かす。母と娘、そして父が、絆を作りなおす物語。
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