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斬るを詳らかに妄想し始めると

斬り上げる。
簡単だ。

斬り下げる事を詳らかに考え始める。
と、初動の時点でどの様な姿勢か、どのような獲物を手にしているのか、片手なのか、利き手か利き手ではないもう一方の片手なのか、両手なのか、中世欧州の映画に出るようなごつ重いブロードソードなのか、ぴゅんぴゅんきゅんきゅん華麗に舞いたくなるようなレイピアなのか、あるいは武家の嗜みでご婦人方が帯に突っ込んで携行しているようなちっちゃい懐剣的なのか、質量0なのか、足場はドコか、荷重が軸足か利き足のどちらに乗っているのか、もうね、捻っておかなくてはならない条件の件数が猛烈に増加してしまいこんがらがって来てしまう。

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