更新しました。
今回は「天井の向こう」「Untitled」の2話です。
「天井の向こう側」ではサラの内面、「Untitled」ではミウの内面が、それぞれ大きく動いて行きます。
ライブハウスで音を鳴らしている時間と、家や日常の静けさ。
その狭間で、彼女たちが「自分は何と戦っているのか、どこにいたいのか」を、少しずつはっきりさせていきます。
「天井の向こう側」は、サラにとっての決意のお話です。
叫べる場所、自分の声がちゃんと届く場所、そして自分の居場所を、自分の手で選び取ろうとする。
心の奥で何かが決定的に切り替わるエピソードになりました。これから、サラにとってのリベリオン(反逆)が、自立という形になっていきます。
「Untitled」は、ミウの「秘密」が音になってしまうお話です。
音楽一家という敷かれたレールの上で、ふわふわしていると思われていたミウは、次第に自分の音を奏でていくようになります。
「Untitled」の回、そして一つ前の「白い鎖」の回で、ミウは、激情を解き放っています。レールを外れたミウは本当は、とても激しい思いを抱えている子です。決してふわふわしてはいません。
その過程で、本来なら誰にも知られないはずだった気持ちが、曲としてこぼれ落ち、しかもそれが外の世界へと広がっていく。それは暴かれるということではなく、言葉にできない想いを抱えたまま前へ進んでいけるかも、という新しい段階でもあると思っています。
この二話は、恋や自分の居場所という個人的な思いを題材にしていますが、大きな流れで見ると、どちらも、Chord:Rebellionというバンドが、それぞれにとって生きる場所になっていく過程でもあります。
夏の熱気の中で、三人の関係も、音楽も、少しずつ後戻りできないところへ進み始めました。
読んでいただけたら嬉しいです。
noteで、楽曲「Untitled」を公開しています。
→https://note.com/ciaocota/n/nd5947f741f76?sub_rt=share_sb