Chord:Rebellion スピンオフ短編集「はるのあらし」第3話を更新しました。(4月25日13:00更新)
今回は、本編47話「ただいま」の少し手前から、その後につながっていく莉里の夏休みの話です。
本編で「ただいま」を読んでくださった方には、あの回で莉里が受け取ったものの背景が、少し見えやすくなるものになっていると思います。
少しだけおことわりをすると、このスピンオフだけを読むと、Chord:Rebellionがどんな物語なのかは、たぶんかなり伝わりにくい、いや、全くわからないと思います。
すみません。
この短編集は、独立して成立する物語というより、本編で流れている時間や人物の距離感、空気感を、もう少し感じてもらうための補助のつもりで書いています。
今回書きたかったのは、夏休みのあいだの「ポッカリと穴の空いた感じ」です。
楽しいことはちゃんとあるのに、学校がないだけで、いつも会えていた相手に会えなくなる。
高校生の夏って、わくわくする季節でもありながら、少し退屈で、少し物足りなくて、だけどそのぶん気持ちが見えやすくなる時間でもあると思います。
本編47話「ただいま」では、夏を越えた三人の変化が、演奏の音になってきます。そこにはもちろん積み重ねた日々があり、そしてその時間を、莉里も同じように離れた場所で過ごしていました。
今回の話は、その本編では書ききれなかった余白です。
なので、できればこの第3話は、本編47話「ただいま」と併せて(できたら47話のあとに)、読んでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。