先日公開した「或る劇作家の惑乱」は、かつてDL同人として販売していたものの1本も売れず、やけを起こして無料公開にしたものです。
そんな作品に、
ま さ か の 反 応
素敵なレビューをもらってしまいました。
一度はダメだと思った作品がベタ誉めされている! うれしい!
うれしい!
大切なことなので2回言いました!
今ちょっと時間がないので、いただいたレビューについては後日ちゃんとお返事をしたいです!
実はこれ前後編になっていて、後編はもうちょっとゆるくていちゃいちゃしていて、というか成人向けだったんですよ。
カクヨムは成人向け公開できないんで、いっそ全年齢版に書き直すか検討中。pixivでも公開しているのでプロフィールからそっちに飛んでもらえればいいのですが、pixivに登録していないと成人向けはアクセスできないですし、何よりめんどくさいよなあ、と。
せっかくカクヨムで読んでもらったんだから、続きもカクヨムで読めたほうが絶対便利。
ただ、後編は頽廃耽美度5割減なので、いっそこのまま余韻を引きずっていただくのもありかなといろいろ考えています。
作品にそのものついて。
単品でも読める作りだとは思うのですが、拙作「或る曲芸師の死」が前日譚として存在します。曲芸師=色悪。
「或る劇作家の惑乱」にて色悪が「兄がサーカス好きで」と語りますが、この「兄」は「或る曲芸師の死」における「観客」です。観客が曲芸師=色悪を吸血鬼にしたので、そこで疑似的な兄弟関係が発生しているわけです。
カクヨム公開作品の時系列としては
・或る曲芸師の死
↓
・或る劇作家の惑乱
↓
・インタビュー・ウィズ……
となります。
「インタビュー・ウィズ……」は短編集として公開中の「ケナドニア忌譚」内の作品で、劇作家が吸血鬼になっていたら、というifの世界線です。ifなので、彼が人間のまま、色悪やその周りの吸血鬼たちと付き合っている未来もありうるわけです。
吸血鬼になっているかどうかはともかくとして、人間としての倫理観が崩壊している劇作家は「破滅」というホラー短編集(同人誌)に「蛇の舌」というタイトルで登場します。
ほかに同じ世界観の作品としてはやはりケナドニア忌譚内の「おもいで幽霊」があります。
ほかの作品群との関連は薄いですが、「あの子」が「あなた」を連れていく屋敷は色悪の家です。
彼らの関係性を示す作品はまだないのですが、「あの子」と色悪は2人とも「比較的若い吸血鬼」であるということと、単に「近所に住んでいる」ことで、わりと仲がいいのです。
そのうちあのへんの吸血鬼群で作品が書けたらなぁ。
「仁科医院の犬」も、続編書きたいです。