中学で孤独に苛まれていたサキは、駅のホームでリンの後ろ姿に似た少女を見つけ、感情を爆発させて呼び止める。しかし振り返った少女(ユキ)は、冷淡な態度で「誰?」と突き放す。
人違いに絶望するサキだったが、ユキはその「寂しそうな目」に引っかかり、強引にサキを電車に乗せる。ユキを追う道中、サキは堰を切ったようにリンを失った苦しみと孤独を打ち明ける。ユキは心の奥の「リンの声」を無視して歩き続け、複雑な住宅街の果てにある小さな熱帯魚ショップへとサキを連れていく。
「深夜の理科準備室、あるいは『偽物の青』について」のリン視点の物語。
※同じ出来事を異なる視点・解釈で描いています。
※登場人物の言動や描写が作品ごとに異なるのは、視点の違いによるものです。