• 創作論・評論
  • 異世界ファンタジー

止まり木亭のぷち修正と副産物

 Web小説として読みやすくするため、全エピソードに改行を入れなおしました。文章同士の繋がりと属性(描写なのか解説なのか等)を考慮しつつ、一つの塊が3行~4行に収まるよう区切っています。

 その作業を通じて自分の文章のクセが一つ分かりました。一人のセリフを分割し、間に地の文を挟むパターン。

【例】
  「そうなったら最高ね」
   アルディラはいつになく饒舌な夫に微笑みかけた。
  「ずいぶん勝手な期待だけれど」


 どうもこのパターンが多いと気付いた途端、原因が分かりました。英語の小説に頻出するセリフの区切り方に酷似していたのです。

【例(翻訳版)】
  「ひどい」彼は首を振った。「ひどい冗談だ」


 改行するとセリフの前半・後半の距離が空いて繋がりが遠くなったり、キャラクターAとBのやり取りでA→B→A→Bだったセリフ順が逆転して混乱を招く可能性がある等の問題が考えられます。

 どう処置するか悩みましたが、結局「日本語のWeb小説スタイルに合わせる」ことを優先して改行で区切りました。

 このパターンで悩むWeb作家さんは私以外にもいらっしゃるのか、ちょっと気になります。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する