鎌倉時代初期。 承久の乱を経て、 天下は平穏を取り戻したかに見えた。 しかし―― 京と鎌倉の狭間では、 徐々に妖異と穢れが広がり始めていた。 修験僧。 御家人。 伊勢の巫女。 陰陽師。 そして、 黄泉の境を彷徨う者たち。 彼らは皆、 幕府と朝廷、 さらには古き神々の思惑が交錯する 深い闇へと巻き込まれてゆく。 『八幡宮異聞録』が描くのは―― 歴史と怪談、 そして神話の狭間に存在した、 人と異形が共に歩んだ鎌倉の異聞である。
5月20日に更新