「ここできっちりあのセルリアンを倒して、組織に貢献するっ!」
カンッ!
「硬っ!」
「コン!下がれ!」
ガキン!
「ありがとう、助かった、次は石を狙うぞ!」
「了解!行くぞっ!」
ガキン!バリバリ!
「よし!後は石を…!」
「俺に任せろ!オラッ!うわっ!」
バチン!シュン!
「コン!!」
ザザー…グサッ…
「コヨーテ!!!!」
「コ…ン…」
ドサッ…
ウオオオオオオオ
「…セルリアンを駆除…」
バァン!パッカーン!
「あぁ…コヨーテ…コヨーテ…」
「コン…私は…」
「確りしろ!もうすぐヘリが来てお前を助ける…」
「…寒いよ…コン…」
「…大丈夫だ、コヨーテ…きっと助かる…」
「…コン…私が居なくなってもハンターを続けて…皆を守って……」
「何を言ってるんだ!お前は…!」
「良いから…コン…私の体だ、私が一番良く解るんだ…」
「そんな…コヨーテ…やめてくれ…」
ポロポロ
「ハハッ、コン…君は…男なのに泣くのか?」
「泣いてない…ぞ…フフフ…」
「コン…もうそろそろお別れだ…」
キラキラキラキラ…
「そんな…おい…コヨーテ…コヨーテ!逝かないでくれ!」
「大丈夫、泣き虫な君のためにこれを渡すから…」
カチャ…
「コヨーテ、お前の…ナイフ…」
「ハハッ…大事に使って…」
「おい…コヨーテ…お前…体が…」
「もう…時間切れみたいだ…コン…私は君との冒険、訓練、戦い、そして君の事が…」
「…」
大好きだ!
キラキラキラキラキラ…
「…うぅ…ウアァァァァ…」
その後コンは動物に戻って冷たくなったコヨーテを抱きしめながら泣いた…彼女は彼に自分が出来なかったことを託した、彼はこれから自分自身ともう一人、コヨーテの意志と魂を背負い、生きてゆく。
そして、彼はボウシになる。
画像、最終決戦時の擬似野生解放、ボウシ