From 切り株ねむこさん
https://kakuyomu.jp/users/KB27/news/1177354054895678595 こんばんは。お手紙ありがとうございます。(これを書いている)今は夜の9時を回った所です。気軽に世界中の誰とでも繋がれるようになった昨今、こうしてお便りを頂けると何だか初めて山の中で狼煙《のろし》を挙げて隣りの櫓に思いが伝わった時の嬉しさを思い出しますね。あの時、隣村の櫓にいた友達は流鏑馬《やぶさめ》の練習中に落馬して、今は火を焚くことも難しいみたいです。元気があるのは良いことですが、まさし君みたいに「それ、えぐいてー」と楽しくゲームをしていることも大切なのかもしれません。
毎日、寝ても覚めても夢の中にいるような不確かな心地の中でも、あの時の矢文に返信を頂けたときの嬉しさは忘れません。確かに七三ツーブロックはビジネスマンの中で流行していた(いる)ために、多くのいけ好かない人がいることも認めます。鼻毛シェーバーを二つ買って「トリマー」と呼ばれることを恐れている奴、合コンで受けたお断りの言葉に憤慨して全て書きだしたら妙に納得してしまった奴、外堀を埋めようとして敵の城をすっぽりと覆う一回り大きい堅牢なドームを完成させる奴……、と七三ツーブロックは碌な奴がいません。
しかし、あの時ねむこさんは、その柔らかな触手を伸ばして(不名誉の)青き衣をまとった僕を金色の野に降り立たせてくれましたね。もう昔の話なので何を言っているのか分からないと思いますが、僕も分かっていません。人は訳の分からないものを見ると恐怖に慄きますが、そんな時、僕はこう言います。「ほら、怖くない。怖くない」
さて、僕が金色の野に降り立った時から、不思議とその青き衣が嫌では無くなってきたんですよ。それは何よりねむこさんが上着だけでも、いや、そんな大層なものでもないな。それはねむこさんが部屋着に時々使うTシャツとして青き衣を着ることを楽しんでくれたからで、それは何より一人の人(厳密にはおっぱい星人のハーフ)の生き方を肯定して下さったのと同じことだったのです。
僕が落ち込んでいる時に言葉をイチローばりに遠投して届けて下さったこと、僕を体現したような残念なキャラクターを愛でて下さったこと、グータッチの恐怖を吐露して下さったこと、ラブラブ性活という程よいおっちょこちょい誤変換で笑わしてくれたこと、エッセイ! エッセイ! と連呼頂いたこと。そんな様々な良い思い出を振り返って懐かしくなりました。
人間五十年……と昔は言いましたが、すでに世の中は人間千年亀万年と言う時代になっています。これからも末永く元気と笑いとおっちょこちょいを振りまいていて下さいね。目をかっぴらいて楽しみにしています。
To つきのさん
前略
こんばんは。同じ手紙の中で異なる人に向けて文章を書くという未知の所業に困惑しているので書き出しはその困惑をそのまま伝えます。無礼をお許しください。最近は、色々と不穏な空気が漂っていて大変な思いをしているのではないでしょうか。ダラリンコしながらでもお変わりないことをお祈りしています。
最近、人が少なくなったからか、元々空が広いからかは分かりませんが、とても澄んだ夜空をよく見かけます。先日も仕事終わりにふと見上げると、星が落ちてきているのか、自分がふわふわと風船のように飛び上がっているのか分からなくなるくらいの光景に包まれました。そこに輝く星々の配列は良く見知ったもので、この不安定な世の中でも変わらないものがあるように思えて少し地に足がついた気がします。幸運なことにその時ちょうど流れ星が尾をなびかせているのが目に入ったので「彼女」と二文字の言葉を三回繰り返そうとしたら「か」と願った所で星は見えなくなりました。僕は今年の夏に多くの血を吸われることになるかもしれません。もし、余っていればキンカンをお送り頂ければ嬉しいです。
さて、副委員長として面倒見の良さを発揮し、いつもスルメを下さるつきのさん。人見知りについての講義中にこっそり教室に入ってスルメを下さるつきのさん。素敵な詩を書きながらも、もう片方の手でしっかりとスルメを握るつきのさん。スルメでザリガニが釣れることをしっても、スルメを餌にするのを名残惜しむつきのさん。
その振る舞いに感服しているのはもちろんですが、いつも下さるスルメといつぞやファンだと公言頂いたのは実は僕の中でとても大きな支えになっているんですよ。こんな人間(厳密にはおっぱい星人のハーフ)でも、こうして励みになるような素敵な言葉を頂けるんだ、なんてね。つきのさんは柔らかくて、そして読んだら気持ちがふわりと軽くなるような言葉を紡がれます。何だかダイエット出来たような気持ちになります(僕だけでしょうか)。だから、気持ちよく、するすると綺麗な物語を追えていってしまう。是非、これからも僕たちの支えとして、様々な言葉を残していってほしい。そう、追加で星に願いました。「か」は忘れろ、とも言っておきました。叶うと嬉しいです。
ここで感謝の気持ちを滂沱の如く書き連ねても、僕の眼精疲労と皆さんの腱鞘炎を助長するだけになりそうなので、泣く泣くここまでとさせて頂きます。一つだけご留意頂きたいのは、これは書きたいことを書いている手紙ですので、お返事はほどほどで構いません。二言でも大丈夫です。「りょ」みたいな。
あぁ、気合が空回りしてつらつらと述べてしまいました。気にしないでくださいね。気軽にお手紙を書いてもらう。そうして初めて狼煙を挙げた時のような感動を思い出してもらう。そんな手紙になればと願っています。どうぞゆるりと筆を執って下さい。そして、願わくば、二通目にして外れに外れまくった軌道を修正し「あの手紙、なんだかほんわかして良かったね」とお手紙を書いた(読んだ)方が思えるような正道へと導いて下さい。つきのさんなら出来ます! 必ず! フォルツァ!!
草々
投げっぱなしでとりとめがつかなくなった西の変人より
つきのさんのご返信 & 次なる受け取り手へ
https://kakuyomu.jp/users/K-Tukino/news/1177354054895657957頂いたコメント
応援コメント
たまきみさえ
2020年4月17日 12:28
私はAskewさんのところに、いつも大遅刻して伺ってるので、
読む時は、皆さんのコメントとそれへの返信もほぼすべて読んでます(笑)
なので、(未読の部分以外)書かれているエピソードのいくつかが、
今、走馬灯のように脳内を駆け抜けていきました。
非常に、感慨深いです。。。
ネット上のことながら、こんなにも深い絆が結ばれてるんですねぇ(しみじみ)
あ、Askewさんはつきのさんに回すのではないかと予想しておりました!
予想どおり!!(笑)
学級委員長と副委員長。
最高のコンビです!!
つきのさんのお返事も楽しみです♪
つきの
2020年4月17日 9:51
わーい\(^o^)/お手紙だぁ!
と、子供のように喜んでおります。
お手紙は何度でも読み直せるから嬉しいですよね(*^-^*)ゞテヘヘ
そして、ゆるゆるりと楽しみながら、お手紙を書きたいと思っています。
待ってて下さいまし、Askewさん、皆様^^*
切り株ねむこ
2020年4月17日 8:19 編集済
Askewさん、さすが!!
ありがとうございます!!
七三ツーブロックエピソードは全て…?
始まりの狼煙からの矢文、最高です。笑
あいる
2020年4月17日 8:08 編集済
困るなぁー
コメント書きたいことが多すぎる
とりあえずバイトに行きます!
(バイトでは無い)
後で追記致します。
次はつきのさん⤴⤴⤴❣❗❕
なう(2020/04/17 08:08:06)
◇追記◇
Askewさん
改して、ナイスです。
予想通りの方にバトンを渡してくれてありがとうございますm(_ _)m
しかしどんだけスルメもろてんねん(爆)
しかも延々と語られる言葉に爆笑するしかありませんやん
ねむこさんにもありがとうと言いたいけど、あすきゅーさんありがとです!
なう(2020/04/17 22:22:52)
遠い国でお寂しい独身男子(変態の)へ
~タメの浪速のへっぽこ薬剤師より~