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聖夜と聞くと、哀れな男たちか、いかがわしいイメージしか湧いてこないのは僕が悪いんだろうか

ついに12月です。図らずも小説の場面も冬に突入しました。
クリスマスに近づいているというのに、毎年男汁をぐつぐつと煮込んで、得体のしれない何かが部屋の隅で発酵しているのは何故でしょうか。

昔からそうなんですよね。
地元ではルミナリエと呼ばれるイベントがあり、綺麗で壮大な電飾が街を彩るのですが、行ったことがありません。なぜなら行く相手が男しかいなかったから。

「寒いやろ。ほら」と言ってキミの冷えた左手を僕の右ポケットにお招きするというBUMP OF CHICKENごっこをカップルの蔓延るロマンチックな街の中でやってやろうかと発起しかけましたが、小心者の僕たちはやはりチキンでした。

高校生の時は、自宅か友人宅でささやかにパーティをし、大学の時は飲んだくれる。
そこに女友達もいた気がしますが、一緒に飲んだくれていた気がします。なんや、どうやったら聖地にいけるんやろか。なんて話しながら。

僕が行くと浄化されて、天に召されそうです。

何か一撃をかましてやりたいなぁ、と思いながら今年のクリスマスの予定を立てています。

一人で4,000㎞超を運転してやるか、と言うのが今日思いついた最有力案です。
同僚は「マイアミ? 良いやん! 皆行くから高いよー」と普通に応援してくれましたが、「ロードトリップで行くつもり。直線で約40時間運転やって」と言うと顔色が一変。
「はぁ? 車で行くん? 遠いで? 何人で?」
「一人」
「Are you serious? It's crazy」と呆れ顔になりました。

よし、反応は上々やな。
と、手ごたえを感じた次第です。

どうして僕には普通に彼女と一緒に過ごすという選択肢がないのか非常に遺憾です。遺憾中の遺憾です。

聖夜と聞くと、哀れな男たちの図か、カップルが溢れるいかがわしい夜の街しか思い浮かびませんが、今年こそは一撃をかましてやりたいと意気込んでいます。



さて、本題が何か忘れていましたが、そんな人間がどうしようもない男子大学生を書いているんです。
物語の中でくらい彼らには男汁大会なんぞ卒業してもらいたいのですが、何やら不穏な雰囲気が漂ってきました。

どうして僕が聖夜を書くとこうなるのだ。
何かの呪いが掛かっているように思えます。

端から見れば愉快であればいいのですけどね。
哀れになってしまうと、目も当てられない……。

一応恋愛ものですが、男どもがわちゃわちゃするのが好きな人に捧げます。ニコラウスよ、僕らにも夢を与え給え。
いや、いらんわ。何やねん、闇鍋と二日酔いって。もうちょっとええもんくれや。


頼むで。ほんまに。


彼女とキノコと、ちんちん電車
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889628436

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